白山白川郷100km -5- [フォトラン]
「その1」から読む場合はこちらから・・・
⇒ http://hasekururu5th.blog.so-net.ne.jp/2015-09-17
白川郷にある第1関門「寺尾駐車場」を出たら、
ふたたび「白山白川郷ホワイトロード」に向かいます。
ここからはしばらく登りが続きます。
なんとか、ゆっくりながらも走っているのですが、
ああ~、きつい・・・・・・と、足が止まることもしばしば。
前から駆け下ってくる100kmや50kmのランナーと、
互いに「ファイト!」「ナイスラン!」と声かけあってエール交換。
「ホワイトロード」の白川郷側のゲート「馬狩料金所」まで戻ってきました。
すでに、やっとここまで登ってきたという気持ち。
余談ですが、「白山スーパー林道」から「白山白川郷ホワイトロード」に今年から代わり、
なんと通行料金がこれまでの半額になったのだそうです。
(軽自動車1400円 普通車1600円 ※二輪車通行禁止)
北陸新幹線の開業も合わさって、以前よりかなり利用者が増えたそうで。
ああ、そんな重要な観光道路を、一日封鎖して、
歩行者は通常、立ち入ることができないところを走らせてもらえるというありがたさ。
詳しくは「白山白川郷ホワイトロード」公式サイトをご覧ください。
石川県側 ⇒ http://hs-whiteroad.jp/
岐阜県側 ⇒ http://www.gifu-shinrin.or.jp/rindo/
・・・県ごとにホームページまで違うあたり、お役所仕事ですよね・・・・・・
料金所エイドには「飛騨牛乳」が。
事前に「おもてなしマップ」で、牛乳があるのは知っていて、
牛乳が飲めない俺にとってはスルーと決めていたのですが、
素の牛乳だけでなく、コーヒー牛乳とか、オレンジ味とか、
色々あったので、おかげでおいしくいただけました。
「ホワイトロード」に再突入。
頑張って走ろうと思うのですが、身体がついてこない。
うーん、ここはアレだ「野辺山ウルトラ」の馬越峠と同じだと思おう。
ムリに走らず、目標を持って早歩きをすることにしました。
制限時間には余裕があるし、登り返しの15km程だけ、
「戦略的歩行」ということで。
50kmのランナーが駆け下りながらエールを送ってくれます。
それに「ファイトー!」と応えながら、上を向いて登る。
ファイトも何も50kmの部は、あと駆け下って白川郷を回ればゴールですから、
もう頑張るところもないような気がしないでもなかったですが。
まぁ、お互いの健闘をたたえ合うということで。
眼下には白川郷。
復路では見ることができました。
白川郷からほぼ真上に登ってきているように見えます。
「ホワイトロード」は岐阜県側の方がきつい印象です。
石川県側の方は「ふくべの大滝」までは、そんなにきつくないですからね。
道路の下、断崖絶壁です。
よくこんなところに道を通したなぁ、と、
自然が作り出す荒々しい造形と、人間の作り出した技術のすごさに驚嘆しながら歩く。
登り坂を歩いていると、気が付くと普通に歩いてしまうので、
ダメダメ、ちゃんと早歩き維持!とだらけないように気を付けないとでしたが。
キロ9分ペースをどうにか心掛ける。
すっかり雨は上がっていて、ついには青空が見え始めました。
ほらね、俺は晴れ男だって言ったろ~?
しかし、雨上がりのクリアな日差しは、正直痛い。
たくさんの「おもてなし」で正直おなかいっぱい。
往路はもう食べられません、すごすぎるぜおもてなし・・・
なんて思っていたのですが、歩いているとはいえ、
この登りでは歩いていても急速にエネルギーを消費していくようで、
満腹感から一気に空腹状態に陥ってしまいました。
頭がぼーっとして眠くなってきました。
腹が鳴ります。
足元がフラフラしてきました・・・・・・
これは間違いなくハンガーノックだよなぁ。
ちょうど着いたエイドで、ホットドッグとコーンスープをいただき、
これで回復できると思ったのですが、
そんな程度のエネルギーは、あっという間に消費してしまうようで、
すぐにまた足元がフラフラしてきてしまいました。
これはやばいと、ウエストポーチから行動食として持っていた「カロリーメイト」を取り出して、
食べながら歩くことに。
噛むごとに頭が冴えていくのがわかります。
ああ、人間にとって「噛む」って大事な行為なのだな、と変な実感をする。
ホットドッグ程度の柔らかさでは気づきませんでしたが。
ともあれ、これでハンガーノック状態からは抜け出すことができたようです。
谷の向こうに、第2関門である「ホワイトロード」最高標高地点「三方岩駐車場」が見えました。
ああー!やっと見えたぁ!!
という安ど感に包まれましたが、
見えたからと言って、一直線に行けるわけでなく、谷に沿って大きくまわっていきます。
一度通ってきたので、それは十分わかってますから、
気落ちはしなかったですが、それよりも、見えるところまで来たという安ど感の方が強かったですね。
雲の中に3つのコブのような岩が見えています。
すげー、八海山みたいでかっちょいー!
この時は気づきませんでしたが、この岩が「三方岩岳」の山頂だったのかもですね。
その名前からして。
「三方岩駐車場」から、気軽に登れる山だそうです。
登ってみたいけどちょっと遠いなぁ。
今回残念だったのが、「白山白川郷ウルトラマラソン」なのに、
雨天曇天のせいで、結局、どれが三霊山の「白山」なのかわかりませんでした。
雨になるとこの壁面を一面、滝のように水が流れるのだとか。
その見た目から「太平洋」と呼ばれているそうです。
この日程度の雨量では全然足りなかったようですが・・・・・・
で、冬には雪が30m積もるのだとか。
そんな数字、雪国の民ですが、全然想像がつきませんね。
(「ホワイトロード」は冬季閉鎖となります)
13時41分。
登りきったー!(歩きだったケド・・・)
第2関門「三方岩駐車場」に制限時間を十分に残してたどり着くことができました。
これだけ「貯金」があれば、もう完走は間違いないと思って大丈夫でしょう。
往路でも受け取ったトランジット袋を再び受け取ります。
荷物を受け取れる場所が1か所と知った時には、ちょっと不安もありましたが、
往復で2回ここを通るので、実質2か所受け取り場所があるようなものですね。
というわけで、袋には2回分のセットを入れてありました。
(往路でスタート会場に戻る車に預けてしまうと、復路で受け取れないので注意。
もちろん預ける時に「復路でも使うか?」とスタッフが確認してくれますが)
とりあえずアミノ酸ゼリー。
雨の中を走ったので、しっとりしていた靴下も履き替え、
これまた雨や汗でぬれていたアームカバーも変えることにしました。
悪天候を想定していたので、こんなものまで替えをを用意していたんです。
ゆっくりストレッチしながら休憩。
そろそろ石川県に戻ろうかね。
今回、最終制限時間は15時間ですが、自分の中では目標は「14時間ぎり」でした。
それも十分間に合いそうです。
となれば、「できる限り早く」が目標に変わってきます。
「13時間ぎり」?
自己ベストは12時間56分(くびき野100km 2014年)だから・・・・・・
(富士五湖の100km地点通過のタイムだともっと速いですが、記録としてはくびき野ということで)
13時間だと、今、14時だから・・・えっと・・・・うーんと・・・・・・
今回、早々にGPS時計の表示を、「現在時刻のみ」にしていたので、
タイムの計算に頭が回らない。
・・・・・・いっか、とりあえず頑張るってことで。
時折、自分の能天気さに救われることがあります。
つづきはコチラから
⇒ (書き次第ここにリンクを貼ります)
【OLYMPUS STYLUS TG-860 Tough】
⇒ http://hasekururu5th.blog.so-net.ne.jp/2015-09-17
白川郷にある第1関門「寺尾駐車場」を出たら、
ふたたび「白山白川郷ホワイトロード」に向かいます。
ここからはしばらく登りが続きます。
なんとか、ゆっくりながらも走っているのですが、
ああ~、きつい・・・・・・と、足が止まることもしばしば。
前から駆け下ってくる100kmや50kmのランナーと、
互いに「ファイト!」「ナイスラン!」と声かけあってエール交換。
「ホワイトロード」の白川郷側のゲート「馬狩料金所」まで戻ってきました。
すでに、やっとここまで登ってきたという気持ち。
余談ですが、「白山スーパー林道」から「白山白川郷ホワイトロード」に今年から代わり、
なんと通行料金がこれまでの半額になったのだそうです。
(軽自動車1400円 普通車1600円 ※二輪車通行禁止)
北陸新幹線の開業も合わさって、以前よりかなり利用者が増えたそうで。
ああ、そんな重要な観光道路を、一日封鎖して、
歩行者は通常、立ち入ることができないところを走らせてもらえるというありがたさ。
詳しくは「白山白川郷ホワイトロード」公式サイトをご覧ください。
石川県側 ⇒ http://hs-whiteroad.jp/
岐阜県側 ⇒ http://www.gifu-shinrin.or.jp/rindo/
・・・県ごとにホームページまで違うあたり、お役所仕事ですよね・・・・・・
料金所エイドには「飛騨牛乳」が。
事前に「おもてなしマップ」で、牛乳があるのは知っていて、
牛乳が飲めない俺にとってはスルーと決めていたのですが、
素の牛乳だけでなく、コーヒー牛乳とか、オレンジ味とか、
色々あったので、おかげでおいしくいただけました。
「ホワイトロード」に再突入。
頑張って走ろうと思うのですが、身体がついてこない。
うーん、ここはアレだ「野辺山ウルトラ」の馬越峠と同じだと思おう。
ムリに走らず、目標を持って早歩きをすることにしました。
制限時間には余裕があるし、登り返しの15km程だけ、
「戦略的歩行」ということで。
50kmのランナーが駆け下りながらエールを送ってくれます。
それに「ファイトー!」と応えながら、上を向いて登る。
ファイトも何も50kmの部は、あと駆け下って白川郷を回ればゴールですから、
もう頑張るところもないような気がしないでもなかったですが。
まぁ、お互いの健闘をたたえ合うということで。
眼下には白川郷。
復路では見ることができました。
白川郷からほぼ真上に登ってきているように見えます。
「ホワイトロード」は岐阜県側の方がきつい印象です。
石川県側の方は「ふくべの大滝」までは、そんなにきつくないですからね。
道路の下、断崖絶壁です。
よくこんなところに道を通したなぁ、と、
自然が作り出す荒々しい造形と、人間の作り出した技術のすごさに驚嘆しながら歩く。
登り坂を歩いていると、気が付くと普通に歩いてしまうので、
ダメダメ、ちゃんと早歩き維持!とだらけないように気を付けないとでしたが。
キロ9分ペースをどうにか心掛ける。
すっかり雨は上がっていて、ついには青空が見え始めました。
ほらね、俺は晴れ男だって言ったろ~?
しかし、雨上がりのクリアな日差しは、正直痛い。
たくさんの「おもてなし」で正直おなかいっぱい。
往路はもう食べられません、すごすぎるぜおもてなし・・・
なんて思っていたのですが、歩いているとはいえ、
この登りでは歩いていても急速にエネルギーを消費していくようで、
満腹感から一気に空腹状態に陥ってしまいました。
頭がぼーっとして眠くなってきました。
腹が鳴ります。
足元がフラフラしてきました・・・・・・
これは間違いなくハンガーノックだよなぁ。
ちょうど着いたエイドで、ホットドッグとコーンスープをいただき、
これで回復できると思ったのですが、
そんな程度のエネルギーは、あっという間に消費してしまうようで、
すぐにまた足元がフラフラしてきてしまいました。
これはやばいと、ウエストポーチから行動食として持っていた「カロリーメイト」を取り出して、
食べながら歩くことに。
噛むごとに頭が冴えていくのがわかります。
ああ、人間にとって「噛む」って大事な行為なのだな、と変な実感をする。
ホットドッグ程度の柔らかさでは気づきませんでしたが。
ともあれ、これでハンガーノック状態からは抜け出すことができたようです。
谷の向こうに、第2関門である「ホワイトロード」最高標高地点「三方岩駐車場」が見えました。
ああー!やっと見えたぁ!!
という安ど感に包まれましたが、
見えたからと言って、一直線に行けるわけでなく、谷に沿って大きくまわっていきます。
一度通ってきたので、それは十分わかってますから、
気落ちはしなかったですが、それよりも、見えるところまで来たという安ど感の方が強かったですね。
雲の中に3つのコブのような岩が見えています。
すげー、八海山みたいでかっちょいー!
この時は気づきませんでしたが、この岩が「三方岩岳」の山頂だったのかもですね。
その名前からして。
「三方岩駐車場」から、気軽に登れる山だそうです。
登ってみたいけどちょっと遠いなぁ。
今回残念だったのが、「白山白川郷ウルトラマラソン」なのに、
雨天曇天のせいで、結局、どれが三霊山の「白山」なのかわかりませんでした。
雨になるとこの壁面を一面、滝のように水が流れるのだとか。
その見た目から「太平洋」と呼ばれているそうです。
この日程度の雨量では全然足りなかったようですが・・・・・・
で、冬には雪が30m積もるのだとか。
そんな数字、雪国の民ですが、全然想像がつきませんね。
(「ホワイトロード」は冬季閉鎖となります)
13時41分。
登りきったー!(歩きだったケド・・・)
第2関門「三方岩駐車場」に制限時間を十分に残してたどり着くことができました。
これだけ「貯金」があれば、もう完走は間違いないと思って大丈夫でしょう。
往路でも受け取ったトランジット袋を再び受け取ります。
荷物を受け取れる場所が1か所と知った時には、ちょっと不安もありましたが、
往復で2回ここを通るので、実質2か所受け取り場所があるようなものですね。
というわけで、袋には2回分のセットを入れてありました。
(往路でスタート会場に戻る車に預けてしまうと、復路で受け取れないので注意。
もちろん預ける時に「復路でも使うか?」とスタッフが確認してくれますが)
とりあえずアミノ酸ゼリー。
雨の中を走ったので、しっとりしていた靴下も履き替え、
これまた雨や汗でぬれていたアームカバーも変えることにしました。
悪天候を想定していたので、こんなものまで替えをを用意していたんです。
ゆっくりストレッチしながら休憩。
そろそろ石川県に戻ろうかね。
今回、最終制限時間は15時間ですが、自分の中では目標は「14時間ぎり」でした。
それも十分間に合いそうです。
となれば、「できる限り早く」が目標に変わってきます。
「13時間ぎり」?
自己ベストは12時間56分(くびき野100km 2014年)だから・・・・・・
(富士五湖の100km地点通過のタイムだともっと速いですが、記録としてはくびき野ということで)
13時間だと、今、14時だから・・・えっと・・・・うーんと・・・・・・
今回、早々にGPS時計の表示を、「現在時刻のみ」にしていたので、
タイムの計算に頭が回らない。
・・・・・・いっか、とりあえず頑張るってことで。
時折、自分の能天気さに救われることがあります。
つづきはコチラから
⇒ (書き次第ここにリンクを貼ります)
【OLYMPUS STYLUS TG-860 Tough】
2015-09-23 12:27
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