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吾妻山 [山歩]

「磐梯山」からの続きになります。
磐梯山から下山した俺は、「磐梯吾妻スカイライン」で浄土平にやってきました。
どうしても来たかったんですよねー。

DSC05234.JPG

浄土平からの吾妻山(一切経山)
昨年、一切経山を登ったんですが、そのあとで火山活動が活発になり、
現在は、噴火警戒レベル2(火口周辺規制)となってしまったんです。
そのため、昨年使った登山道は、立ち入ることができなくなっています。

それにしても浄土平から見る大穴火口は、すぐ目の前って感じで、
こんなに近づいていいのもなのか?という気もします。

全画面キャプチャ 20151103 131424.jpg

「一般財団法人 自然公園財団 浄土平・吾妻山スタッフブログ」より引用。

大穴火口から500mが立ち入り禁止です。
酸ヶ平から上の登山道も立ち入れないため、浄土平からの吾妻山登山は、
できない感じです。
(大きく迂回するルートで一切経山に登ることは可能ですが)

DSC05238.JPG

登山ができないので、散策程度にと浄土平を出発します。
磐梯山を登った登山装備も、車に置いてきてしまいました。

生憎と磐梯山での快晴はどこへやら、
道中も晴れていたのに、この辺りに雲がかかっているようで、
空はどんよりでした。

DSC01651.JPG

昨年登った登山道の入口は、封鎖されています。

DSC05277.JPG

大穴火口の噴気を横目に見ながら登ります。
うーん、確かに昨年までとは噴気の量が違う気がします。
上の方は雲ですけどね。

DSC05242.JPG

ちょっと散策のつもりでしたが、酸ヶ平の鎌沼まで上がってきてしまいました。
時間も遅めなことと、浄土平への「磐梯吾妻スカイライン」が午後5時で通行止めになってしまうためか、
すれ違う登山者は少ないです。

DSC05246.JPG

去年来た時とは、反対方向から鎌沼に着きました。
昨年は鎌沼は回れなかったので、こっちからだとこう見えるのかー、と。
ここまで上がってきたら、もう少し歩こうかと、木道を進む。

DSC05248.JPG

気が付くと、前を見ても人がいない。
何グループか追い越してきたハズだが、後ろを振り返っても誰も来ない。
足を止めると、自分の足音すら消えて、風もなく、
まったく音のない世界・・・・・・

ふぅ・・・とため息ひとつ。
いろいろ抱え込んでいるものが、ウズウズとしてきます。

この世界は滲みるなぁ・・・・・・

このまま無音の世界にいると、果てしなく落ちていきそうだったので、
足を進めて、世界に足音を響かせました。

DSC05254.JPG

時折、強烈な硫黄臭が流れてきます。
一応、ビジターセンターで今日の噴気には有害ガスがないことは確認してきましたが、
この臭いはきついなぁ。

この誰も周囲にいない状況での噴火とかやめてほしいなぁ。
駐車場に車があるから、行方不明になっても身元はわかるか・・・・・・
というか、それよりもです。
昼間に野生の熊さんを目撃したばかり、
そっちの方がよっぽど現実的な脅威です。
幸い、鎌沼周辺は低い笹のような植物が一面に広がっているため、
視界は開けていて、遠くで動くものがあったらわかりそうですが、
あちらさんがしゃがんでいたり、茂みに潜んでいると、
直前まで気づかない可能性も。
枝木を踏むような音が聞こえないか、耳をすませます。

DSC05257.JPG

登山道の反対側の通行止めまで来てしまいました。
ここから登ってきた時、ここまですぐだったのに鎌沼経由だとだいぶ歩きますね。

DSC05260.JPG

そこからすぐの酸ヶ平避難小屋。
ここの横から先もまた通行止めです。

避難小屋のトイレを借りて、ひとやすみ。
避難小屋にも誰もいませんでした。

また噴火警戒レベルが下がったら、ここから上に登ってみたいですね。

DSC05262.JPG

避難小屋のあたりからの前大巓。
あそこから見下ろしてみたいですが、前大巓には登山道がありません。

紅葉の見ごろはちょっと過ぎたくらいですかね。
去年の紅葉の方が、きれいだったかな。

さて、「スカイライン」の閉鎖時間もあることですし、戻らねばなりません。

DSC05269.JPG

鎌沼を過ぎて蓬莱山の横あたりまで戻ってきました。
前に見えるのは吾妻小富士。
あちらの方がよっぽど火山っぽいですが、あちらは活動していないようです。
とはいえ、この辺全部ひっくるめて吾妻山ですから、
まったくないかというとそうでもないんでしょうけど。

DSC05276.JPG

東吾妻山の麓に広がる木々を、
明るく補正して見ごろっぽく撮ってみる。


結局、帰り道では浄土平の駐車場まで、まったく人に会いませんでした・・・
熊を見た後だと、ちょっと心細かったわ。

【α7 II】+【Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS】【70-300mm F4.5-5.6 G SSM】
【NEX-5T】+【E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS】

タグ:福島県 α7 II
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