雪山通い 後編 [山歩]
先回のつづきです。
多宝山山頂でスノーシューを履き、弥彦山山頂を目指そうというところ。
広がる視界、夏季の登山道は雪の下ということで、
他の登山者の踏み跡も、好き勝手にばらけています。
ここぞとばかりに誰も歩いていないところに踏み入る。
スノーシューをはいて、とたんに足元が快適に。
しかし、弥彦~多宝間って、夏季でも低木を潜り抜けながら進むルート。
それは積雪期でも変わらず・・・・・・
むしろ、枝の下を潜れないので、枝をかき分けて進むのですが、
この枝が堅いんですよね。レンズの前玉をかばいつつ、
レインウェア裂けるんじゃねーか?と、心配しつつ、かき分けて進む。
低木がないところは快適なのになぁ。
「弥彦スカイライン」と登山道の合流点まできました。
弥彦山頂を目指すなら、ここからスカイラインという手もありますが、
大平園地に行きたかったので、直進。
大平園地は、弥彦山と多宝山の間にある小さな山というか丘なので、
ちょっと登り。
大平園地に登り、弥彦山を眺め、さて、ここから階段で下り・・・と思っていたんですが、
目の前の坂を直登してくる人たちが見えました。
え?そこをまっすぐ登ってくるんだ!?
夏季なら、急な石段を登ってくるのですが、階段・・・見る影もなし。
うひょー!と急坂を下り、ふたたび「スカイライン」を横断して、
・・・・・・こっち側の階段もねぇってか・・・・・・
「スカイライン」から弥彦山山頂方向へは、こちらも夏季は階段がありますが、
やはり雪の下。
斜面をよじ登る。
なんか、多宝山越えてからスノーシュー履いて足元はラクになったケド、
ルートの難易度が急に上がった・・・・・・
振り返れば、まるで小さなスキー場のような、大平園地からの斜面。
写真でいうと左側の方は、崖なので、近づきすぎに注意。
ロープウェーの山頂駅や展望売店を過ぎ、弥彦山9合目からの尾根道。
長い階段はここももちろん雪の下です。
でも、ここまでの坂に比べたら、スノーシューのおかげで登りやすい。
下ってくる人に「足元軽そうだねぇ!」なんて声かけられました。
ホント、ラクでいいです。
ロープウェーは冬季も営業しているので、
街を歩いている様なブーツで、この道を歩いて行く若い女性もいますが、
そんな丈が長いだけのブーツじゃ、大変でしょうよ。
靴屋行くと驚きますね。長靴だと思ってソールを見ると、真っ平ら。
ん?これって冬用じゃないの??と思うことしばしば。
何度も滑りながら降りてきていました。
パワースポットだからって頑張って登って、ケガしないようにねぇ・・・・・・
山頂手前。
登る前は、山頂付近に雲がかかっていたりしていましたが、
丁度良く、晴れ間のうちに上がってくることができたようです。
弥彦山山頂、弥彦神社奥宮。
ここまでで3時間。いい調子です。
ちゃんと鳥居の前は雪がのけられて、ちょっと洞のようになっていました。
なお、山頂は、無雪期なら周囲を柵で囲われていますが、
柵の高さ以上にまで雪が積もっているため、
あまり端まで行って、落ちないように注意が必要です。
ちょうど雲間から寺泊のあたりに日が射していて、きれいでした。
3時間かけて登ってきた甲斐があったなぁ~、と先駆者に感謝しつつ、
持ってきた菓子パンと、温かいカフェオレで補給。
登ってきた多宝山方向。
ここよりも、新潟市の中心部の方が天気悪そうな感じ。
そして、真っ平らな雪化粧の新潟平野。
見えている範囲に、この先、山がありません・・・・・・
補給完了して、とっとと下山開始です。
「弥彦スカイライン」に戻ってきてからは、大平園地や多宝山に上がらずに、
このままスカイラインで石瀬峠まで下ることにしました。
ずっと下りだし、多宝山を登るより、早く帰れるだろう、と。
こちらもたくさんの踏み跡があるので、それをたどっていきます。
冬の新潟ですし、雲もそれなりに多かったので、
途中で、雪に降られてもいいやと思ってきましたが、天候がもってくれました。
気分が良くて、いい雪山散歩です。
「佐渡見台」というところに来ました。
前に、スカイラインでランニングした時にこんな場所があると気が付きました。
樋曽山方面から車で来ると、「佐渡見台」という標識は見えても、
展望できる場所があるとは気づきにくいかも。
佐渡見台には石碑が立っています。
てっきり佐渡見台と書かれているのかと思ったら、
「坂井銅山史・・・」
ずいぶん昔に、銅が採れたらしいですし、
田ノ浦からの弥彦山登山道の途中に銅山跡があるのも聞いてますが、
こんなところに銅山に関する石碑が立っているんですねぇ。
佐渡見台で佐渡見たかった・・・・・・
まさか雪の時期にこうして見に来るとは思いませんでしたが。
ここから星景もいいかもなー、なんて、しばらくぼさーっと立ってました。
眼下に見えるは間瀬の港。
波は高くないようですが、響くような音が聞こえてくるようです。
太陽が雲の隙間から、日本海を照らしているのもまたきれいですね。
佐渡見台でのんびり休憩し、ふと右手を見ると、
まだ多宝山山頂の気象レーダーがずいぶん先に見えます。
・・・・・・あれ?もしかして全然進んでない??
なんと、まだそんなに下っていないのに、下山始めてから1時間も経っているのです。
気分はいいが、進めども進めども続くスカイライン。
スノーシューといえど、踏み固められていないところはゴム長の丈くらいは沈むので、
そんなところを歩いていると足がもちません。
踏み固められているラインも、真ん中はいいけどちょっと端になると、ズボッと行きます。
下りなのに、思うように進まない。
「だいろ坂」の標識に、まだ「だいろ坂」なんだ!と驚く。
下りはスカイラインを使ってラクラク時短で下山と考えていたのが甘かった。
もしかして多宝山を登りかえしたのと、時間的に変わらないんじゃ?
確かにまぁ、地図を思い返せば、スカイラインはだいぶ大回りなんですが・・・・・・
これ、登山道じゃなくてスカイラインで往復した方が、トレーニングとしてはいいのかも、
かなり精神修行要素強そうですが。
背後に沈んでいく夕日。
角田山が照らされてきれいだなー、なんて見入っている場合じゃない。
もう足がダルダル。
どうにか石瀬峠に戻ってきたのが、弥彦山頂を出てから2時間後でした。
この時点で薄暗くなっていたら、このままスカイラインを降りてしまおうかとも思いましたが、
天神山を越える時間はありそう。
暗くなる前に~~!と天神山をガシガシ登り、せっせと下り、
丸小山公園に戻ってきたのが、弥彦山頂から3時間後。
全然、時短にならなかった。
という往復6時間の行程でした。
天気に恵まれ、いい運動になりました。
今度はもうちょっと早い時間にスタートしたいですね。
【α7 II】+【Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS】【70-300mm F4.5-5.6 G SSM】
多宝山山頂でスノーシューを履き、弥彦山山頂を目指そうというところ。
広がる視界、夏季の登山道は雪の下ということで、
他の登山者の踏み跡も、好き勝手にばらけています。
ここぞとばかりに誰も歩いていないところに踏み入る。
スノーシューをはいて、とたんに足元が快適に。
しかし、弥彦~多宝間って、夏季でも低木を潜り抜けながら進むルート。
それは積雪期でも変わらず・・・・・・
むしろ、枝の下を潜れないので、枝をかき分けて進むのですが、
この枝が堅いんですよね。レンズの前玉をかばいつつ、
レインウェア裂けるんじゃねーか?と、心配しつつ、かき分けて進む。
低木がないところは快適なのになぁ。
「弥彦スカイライン」と登山道の合流点まできました。
弥彦山頂を目指すなら、ここからスカイラインという手もありますが、
大平園地に行きたかったので、直進。
大平園地は、弥彦山と多宝山の間にある小さな山というか丘なので、
ちょっと登り。
大平園地に登り、弥彦山を眺め、さて、ここから階段で下り・・・と思っていたんですが、
目の前の坂を直登してくる人たちが見えました。
え?そこをまっすぐ登ってくるんだ!?
夏季なら、急な石段を登ってくるのですが、階段・・・見る影もなし。
うひょー!と急坂を下り、ふたたび「スカイライン」を横断して、
・・・・・・こっち側の階段もねぇってか・・・・・・
「スカイライン」から弥彦山山頂方向へは、こちらも夏季は階段がありますが、
やはり雪の下。
斜面をよじ登る。
なんか、多宝山越えてからスノーシュー履いて足元はラクになったケド、
ルートの難易度が急に上がった・・・・・・
振り返れば、まるで小さなスキー場のような、大平園地からの斜面。
写真でいうと左側の方は、崖なので、近づきすぎに注意。
ロープウェーの山頂駅や展望売店を過ぎ、弥彦山9合目からの尾根道。
長い階段はここももちろん雪の下です。
でも、ここまでの坂に比べたら、スノーシューのおかげで登りやすい。
下ってくる人に「足元軽そうだねぇ!」なんて声かけられました。
ホント、ラクでいいです。
ロープウェーは冬季も営業しているので、
街を歩いている様なブーツで、この道を歩いて行く若い女性もいますが、
そんな丈が長いだけのブーツじゃ、大変でしょうよ。
靴屋行くと驚きますね。長靴だと思ってソールを見ると、真っ平ら。
ん?これって冬用じゃないの??と思うことしばしば。
何度も滑りながら降りてきていました。
パワースポットだからって頑張って登って、ケガしないようにねぇ・・・・・・
山頂手前。
登る前は、山頂付近に雲がかかっていたりしていましたが、
丁度良く、晴れ間のうちに上がってくることができたようです。
弥彦山山頂、弥彦神社奥宮。
ここまでで3時間。いい調子です。
ちゃんと鳥居の前は雪がのけられて、ちょっと洞のようになっていました。
なお、山頂は、無雪期なら周囲を柵で囲われていますが、
柵の高さ以上にまで雪が積もっているため、
あまり端まで行って、落ちないように注意が必要です。
ちょうど雲間から寺泊のあたりに日が射していて、きれいでした。
3時間かけて登ってきた甲斐があったなぁ~、と先駆者に感謝しつつ、
持ってきた菓子パンと、温かいカフェオレで補給。
登ってきた多宝山方向。
ここよりも、新潟市の中心部の方が天気悪そうな感じ。
そして、真っ平らな雪化粧の新潟平野。
見えている範囲に、この先、山がありません・・・・・・
補給完了して、とっとと下山開始です。
「弥彦スカイライン」に戻ってきてからは、大平園地や多宝山に上がらずに、
このままスカイラインで石瀬峠まで下ることにしました。
ずっと下りだし、多宝山を登るより、早く帰れるだろう、と。
こちらもたくさんの踏み跡があるので、それをたどっていきます。
冬の新潟ですし、雲もそれなりに多かったので、
途中で、雪に降られてもいいやと思ってきましたが、天候がもってくれました。
気分が良くて、いい雪山散歩です。
「佐渡見台」というところに来ました。
前に、スカイラインでランニングした時にこんな場所があると気が付きました。
樋曽山方面から車で来ると、「佐渡見台」という標識は見えても、
展望できる場所があるとは気づきにくいかも。
佐渡見台には石碑が立っています。
てっきり佐渡見台と書かれているのかと思ったら、
「坂井銅山史・・・」
ずいぶん昔に、銅が採れたらしいですし、
田ノ浦からの弥彦山登山道の途中に銅山跡があるのも聞いてますが、
こんなところに銅山に関する石碑が立っているんですねぇ。
佐渡見台で佐渡見たかった・・・・・・
まさか雪の時期にこうして見に来るとは思いませんでしたが。
ここから星景もいいかもなー、なんて、しばらくぼさーっと立ってました。
眼下に見えるは間瀬の港。
波は高くないようですが、響くような音が聞こえてくるようです。
太陽が雲の隙間から、日本海を照らしているのもまたきれいですね。
佐渡見台でのんびり休憩し、ふと右手を見ると、
まだ多宝山山頂の気象レーダーがずいぶん先に見えます。
・・・・・・あれ?もしかして全然進んでない??
なんと、まだそんなに下っていないのに、下山始めてから1時間も経っているのです。
気分はいいが、進めども進めども続くスカイライン。
スノーシューといえど、踏み固められていないところはゴム長の丈くらいは沈むので、
そんなところを歩いていると足がもちません。
踏み固められているラインも、真ん中はいいけどちょっと端になると、ズボッと行きます。
下りなのに、思うように進まない。
「だいろ坂」の標識に、まだ「だいろ坂」なんだ!と驚く。
下りはスカイラインを使ってラクラク時短で下山と考えていたのが甘かった。
もしかして多宝山を登りかえしたのと、時間的に変わらないんじゃ?
確かにまぁ、地図を思い返せば、スカイラインはだいぶ大回りなんですが・・・・・・
これ、登山道じゃなくてスカイラインで往復した方が、トレーニングとしてはいいのかも、
かなり精神修行要素強そうですが。
背後に沈んでいく夕日。
角田山が照らされてきれいだなー、なんて見入っている場合じゃない。
もう足がダルダル。
どうにか石瀬峠に戻ってきたのが、弥彦山頂を出てから2時間後でした。
この時点で薄暗くなっていたら、このままスカイラインを降りてしまおうかとも思いましたが、
天神山を越える時間はありそう。
暗くなる前に~~!と天神山をガシガシ登り、せっせと下り、
丸小山公園に戻ってきたのが、弥彦山頂から3時間後。
全然、時短にならなかった。
という往復6時間の行程でした。
天気に恵まれ、いい運動になりました。
今度はもうちょっと早い時間にスタートしたいですね。
【α7 II】+【Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS】【70-300mm F4.5-5.6 G SSM】
タグ:α7 II
2016-02-10 12:35
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