SSブログ

ECT 2 [フォトラン]

「ECT 1」はコチラから
 → http://hasekururu5th.blog.so-net.ne.jp/2016-06-22

「越後カントリートレイル」後編です。
30km地点まではきたものの、暑さにやられ、足も使い切っている感じ、
残り20kmを5時間以内に行けばいいのだが、果たして間に合うのか・・・・・・

P6190061.JPG

30~40kmはロード区間。
トレイルの方が暑くないのだろうけど、こっちの方がまだ走れる。
ちっともペースはあがりませんが、とにかく前に進みます。

P6190062.JPG

道端にも応援団。
ありがとうございます。あっつくないですか?

いくら水を飲んでも足りない気分。桐沢峠の下みたいに湧水でもあればいいけど、
エイドでボトルに水を足してもらうだけじゃ全然足りないよなぁ・・・
「あー!暑い!」と言いながら、走ったり歩いたり。

P6190065.JPG

金沢まで降りてきました。
ここで地元の方が私設エイドを出していてくださいました。
キーンと冷たい氷水が嬉しい。
「そこにも入れて行っていいよー」と言っていただいたので、
ありがたく、ボトルに冷たい水を補充。

それにしても里に下りてくると暑いが応援が熱い。
声援に鳴り物に、笑顔にハイタッチにと、それまでヘトヘトでも、
自然とこっちも笑顔で走れてしまう。
町民体育大会のある町は応援慣れしてますね。
長岡市に合併しちゃったけど今もあるのかな?
部落対抗の体育大会。
俺にとっては小学校の運動会と、町民体育大会とで運動会が2回あるみたいで、
当時は嬉しくなかったですけど。

P6190067.JPG

里を走っている間、あちこちで私設エイドがあるおかげで、
水が豊富に摂れて、とても助かりました。

P6190069.JPG

ここから再びコースはトレイルへ。
里ではまわりに沢山見えたランナーが、山に入るとパッタリと見えなくなる。
足がいっぱいいっぱいなのは前からですが、
暑さにやられているのか、走って頭が揺れると頭がガンガンと痛み走れず。
登りが走れないだけならともかく、下りでも走れないので、
仕方がないのでとにかく前に向かって進む。

時間はある。八石山の上までは歩いてもいいことにしよう・・・・・・

P6190071.JPG

山の中でお地蔵さんと出会いました。
普段は藪ボーボーなんだろうなと思うこの道も、徒歩での移動がメインだった時代には、
ここもそれなりの人通りがあったんでしょうね。

P6190077.JPG

どうにか山をぬけて、ふたたび舗装路に。
せめて舗装区間くらいは・・・と思うものの、やはり頭痛で走れず。

スタッフに「この上がエイドです」と言われ、ステーキハウス八石に上がる坂を登りはじめる。
色とりどりの幟に「ステーキ」だとか「カレーライス」だとか書かれている。
ああああ、喰いてぇぇぇぇぇ
坂を登ってカーブを曲がると・・・また坂・・・・・・おおう、そんなに上にあるのかい・・・・・・

P6190078.JPG

第5エイド「ステーキハウス八石前」にたどり着きました。
ここでだいたい40km地点です。残り10kmを3時間半。
身体はいっぱいいっぱいだけど、これなら行けるだろう。たぶん。
何度も補充してもらっているボトルも、とっくにからっぽで、
ここでも水を詰めてもらう。
自前で持ってきた40km地点用のゼリーやら補給食を摂り、
半分だけ残しておいた経口補水液ゼリーもここで摂取。
残り10kmですが、ここから八石山(はちこくやま)に登ります。
ここでの補給がしっかり効いてくれるといいのですが。

座って補給していたら、動きたくない気分になりましたが、
もちろんこんなところで終わるつもりはないので、根っこが生えてくる前にリスタート。

P6190081.JPG

林道を外れ、八石山の登山道へ。
心境は、40km歩いてきてから山本山を登らされる河岸段丘ウォークみたい。
コースマップによると、「岩場の急登」があるんだよな、どんなところだろう。

と、思っていたら始まりました。急な斜面に垂れ下がるロープ。
な、なんて場所だ。
ロープを握り、、1歩1歩、慎重に足を進めていく。
こりゃあ、40kmきた足にはツライぞ・・・しっかりと山側に体を倒していないと、
フラフラして後ろに引っ張られる。落ちたら痛いじゃすまんだろなぁ。
よかった、事前に二王子岳の「油こぼし」に行っていて
あそこは登りはロープなかったものの、なんというか似たような体験をしていたことで、
気持ちにゆとりができました。

おっしゃ、登りきった。

P6190085.JPG

そう思って上を見ると、次のロープが見えるという・・・・・・
その繰り返しでした。
マジですか・・・・・・
途中で写真を撮る余裕もなく、下を見ると引き込まれそうだったので、
とにかくよじ登る。足はフラフラでしたが腕は無事だったので、
時には腕力に任せて登る。
コレ、ロープが切れたらアウトなので、基本的にダメですが。


やっとの思いで登りきって八石の稜線に出たものの、完全にバテバテ。
さっきの補給もこの登りで使い切ったよなぁ・・・という感じ。
山頂までヨレヨレと歩く。

P6190090.JPG

八石山山頂(518m)です。
ここに来るのは小学生の時に遠足で登って以来。
でも、全然、記憶にある場所と違った風景。
あれ?昔は山頂まで来なかったのかな?登ったと思っていたんだけど。

P6190089.JPG

ここもまた見晴らしがいいですね。

ぐったり疲れ切って、頭痛も継続していたので、もうまったく走れる気がしませんでしたが、
ここからはあとは下山して、ゴールの森林公園を目指すのみです。
残り2時間半。やはりだいぶ時間がかかってます。
歩いても間に合うと思っていたけど、余裕こいてると足りないよな。
森林公園もちょっと上の方だし。
覚悟を決めて、傾斜と重力の力を借りて走ることに。
足は思ったより動くのですが、
「あーたーまーがーいーたーいーー」
と言いながら走っていました。段差を1つ降りるたびにガンガン痛む。
しかし、それも次第に収まってきました。

P6190091.JPG

八王子に降りてきました。
第6エイドのある場所です。ここもまたあちこちで住民の方に声をかけていただく。
エイドで補給。きゅうり漬がうまい!
ここが最後のエイドなので、しっかり補給し、もちろんボトルも満水に。
いったいこの日、何リットルの水を飲んだのだろう・・・・・・

P6190096.JPG

八王子からはもうロードだと思っていたら、やっぱりまだあったトレイル。
ここは最後の頑張りどころだ、とせっせと走る。
気温が落ち着いたか、暑さのピークを過ぎたのか、単純に森の中だからか、
暑さも気にならなくなってきました。
平野に降りたらもう走らないぞ・・・そんなことを考えながら走る。

トレイルを抜けて猿橋に着いたところで、GPSが50kmを表示。
50kmのコースじゃないのか?はい、50kmじゃ終わりません。
まぁ今回は要綱かどこかにも(53km)って書いてありましたし、
高低差表を見れば、50kmよりも先まで書かれています。
もー慣れっこなので50kmきっかりで終わるなんて思ってません。

ここでもまた私設エイド。水と炭酸ジュースをもらい、頭からシャワーで水をかぶり、
たくさんの応援をいただき、平野に降りたらもう走らないと思っていたに、
あちこちで待っていてくださるものだから、こうなると歩いていられないですね。
「ありがとー!」と手を振りながらのランは、すでにビクトリーロードの様である。

P6190103.JPG

相野原からは、田んぼの砂利道へ。

ここでポツポツとあたるものが・・・・・・雨?
なんと、あれだけ日差しが強く、のぼせるような暑さだったというのに、
ここにきて雨が降ってきたのです。
恵みの雨ですが、降るならもっと早く降ってほしかった!
なんて言っても天候は思うようになんてなりませんが。

P6190104.JPG

俺が住んでいた新町は田んぼの向こう。
変わらないというか、変わったというか。

誰もいないので、歩いても良さそうな気もするが、
ここまで来ると、もう根性で走っている。
こんなところで歩いていたら100kmなんて走れないだろっ
自分を叱咤して重い足で走る。

P6190109.JPG

楢沢(ならさわ)の応援は、秋のTRCの時からさらにパワーアップ。
ありがとうございます!ありがとうございます!
まるで選挙の街宣車のように走る。

楢沢を抜け森林公園が見えた時にはホッとしました。

P6190111.JPG

森林公園に入っても、ゴールが上なのでまだまだ登る。
ここまできたらもう歩きたくないので、走る。

P6190113.JPG

朝くぐったゲートが見えました。
やっと着いた~~!!

9時間9分で、初めての50kmトレイル、どうにか完走しました。
走る前は正直、絶対無理だと思ってました。
どうにかそんな気持ちを振り払って、前へ進むことだけ考えて走りました。
25kmくらいから八石の上まではだいぶ歩きましたが、
なんとか間に合った・・・・・・
やっぱり、歩いていたら間に合わなかったね。
今回は、ど根性の勝利です。

ECT.jpg

ルートログ。ASがエイドです。
小国と小千谷を走ります。
どうもいまだに小国が長岡だというのに慣れなくて、
標識を見て
「へー、ここから長岡に行けるんだー・・・・・・あ、小国も長岡なのか・・・と、何度も思った。


とにかく、どこへ行っても大応援団で待っていてくれて、
本当にうれしかったです。
たくさんの応援ありがとうございました。
応援がなかったら、たぶん間に合わなかった。


元住民として、小国で新潟県最長のトレラン大会が開催されたのは、嬉しく思います。
これからは、大会がなくても人が集まる小国になっていくといいですね。
大自然に囲まれるにはいいけど、1階が埋まるくらい雪が積もるところなので、
生活するには厳しいところですが。


【OLYMPUS STYLUS TG-860 Tough】


タグ:TG-860
nice!(1)  コメント(4)  トラックバック(0) 

nice! 1

コメント 4

ノリ

こんばんは☆
小国町に住むノリと申します。
ブログ拝見させていただきました。

記念すべき第一回ECHIGO COUNTRY TRAIL
完走おめでとうございます!!

県外・・そして海外に、もっともっと自慢できる素晴らしい大会になれるよう更に磨き上げていきたいです。

またのご参加、お待ちしております(^^)
by ノリ (2016-06-23 22:36) 

銀のねこ

お疲れ様だったね~。

頭痛い時は間違いなく軽い熱中症だから
ペットボトルとか持ってたら、脛椎とか脇の下とか冷やすとイイよ。

私はそれで櫛形のレースを乗りきったよ~。
by 銀のねこ (2016-06-26 13:21) 

hαse

ノリさん>>

書き込みありがとうございます。
小国在住ですか!俺は小国から出た身ですが、小国でイベント開催と聞いて参加せずにいられませんでした。
また何かの際には遊びに行きます。

by hαse (2016-06-27 21:07) 

hαse

銀のねこさん>>

お疲れ様でした。
ご覧の通りグダグダでしたが、どうにか初50でゴールできました。
ペットボトルは常にぬるかったですね^^;
かぶり水に救われてました。
帰宅してから凍ったペットボトル枕に寝てましたよ~
by hαse (2016-06-27 21:10) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

ECT 1NTN ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。