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大島ウルトラ その4 [フォトラン]

その1から読む場合はこちらから・・・
 http://hasekururu5th.blog.so-net.ne.jp/2016-03-31

「大島公園」あたりから、がっつり歩いてしまい、
さすがにそろそろ走らないと・・・と、登り坂に負けずに走りだしました。

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そんな時に、颯爽とバイク登場。
「おーい、調子はどうだい?ガンバレー」
おじでした。

わーい、わざわざありがとうございます。
・・・っていうか、走っているタイミングで良かった。さっきまで歩いてたし。

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泉津を過ぎると波浮港まで、大島の東岸というのは、集落がありません。
当然、そうなると沿道からの声援なんてもらえないわけで。
(もちろんエイドはありますが)
そんなところで声援をもらっては、走らないわけにはいかんと奮い立つ。
こうして走りはじめると、歩いてきたところだって、
本当はもっと走れたんじゃないか?と自分のメンタルの弱さに気づかされます。

「海のふるさと村」エイドで、おじが待っていてくれました。
補給しながら喋る。
・・・まぁ、かなりキテます。なんて話しかできませんでしたが。

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「じゃあまたよ見晴らし台のとこで待ってんからよ」
そういって颯爽と走り去っていきました。
おじさんありがとう。ホント、助かりました。

ここからはもう淡々と足を進めました。
何度かアップダウンに、あー、もうっと歩いてしまうことはありましたが、
ここまでの様に、だらだらと歩き続けるということはありませんでした。

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筆島の急坂に戻ってきました。
行きは大変な登りでしたが、帰りは長い長い下りです。
足にだいぶきますが、稼ぐところだーと、せっせと下る。

行きでお世話になった「大滝橋エイド」が近づくと、
若者たちが大きな声で「おかえりなさーい!!」と出迎えてくれる。
ここで最後のトイレ休憩をし、明日葉の味噌汁で補給。

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筆島からコースは再び登り坂に。
もう止まらないぞ~と、せっせと登る。
坂の途中にあった私設エイドで、お汁粉をいただくと、甘さがしみる。

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せっせと登って「波浮港見晴らし台」に戻ってきました。
母とおじが待っていてくれました。ありがたやー。
関門閉鎖30分前。間に合ったー

しかし、この先にもう1つ、設定時間の厳しい関門があるのです。
関門時間表を確認し、あれ?あと5kmを40分?ギリギリだ。

往路では、また戻ってきた時に、ゆっくり補給すればいいか・・・と、
早々にエイドを出ましたが、次まで時間がないわ!と、やっぱりほとんど話もせずに出発。

してすぐに、おかしいな・・・?と途中で撮影していた、
「次の関門は何時何分」と書かれた看板を撮った写真で確認する。
現在86km。最終関門は91.8km。5.8kmを・・・・・・
現在16:15、関門閉鎖は17:30。
5.8kmで1時間15分もありました。
あ、なんだ余裕だった・・・・・・
焦って出発したものの、平静を取り戻す。

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残り10km。もう完走は間違いない。
まだまだアップダウンは続いているが、もうカウントダウンは始まっています。

最終関門(第6関門)間伏文化会館を、余裕で通過。
2周目に入ってから目標にしてきた12時間半での完走は、ちょっと厳しくなってきたが、
まだまだ100kmの自己ベストは狙える。
もう、歩いたってゴールには間に合うけれど、ここまできたら走らないわけにはいかない。

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カウントダウンは始まったが、当然、まだまだ坂は続く。
日の出前にスタートしましたが、空はだいぶ夕暮れ色になってきました。

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「バウムクーヘン」に戻ってきました。
往路は下りだったので、わーい、バウムクーヘンと余裕がありましたが、
復路ではバウムクーヘン前はずっと登りです。
足元を見て、とにかく足を前に前にと出す。

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三角形の利島(としま)と、新島が見えています。
三宅島は見えませんでしたが。
当初の天気予報では曇りで18時頃から雨に変わる話でしたが、
一日もってくれて本当に良かった。

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パンフレットにも書かれていますが、第5、第6関門は14時間の制限時間から考えると、
厳しい設定時間になっています。
12時間半完走を目指して走ってきたから間に合ったものの、それ以降だと厳しかったかも。

島の道路は、くねくねと曲がっていて、道幅も狭く、外灯がありません。
そんなところから警察からの指導もあり、早目の設定時間になっているのでしょう。
警察めー!と思いたくなる方もいるかもしれませんが、
大島の警察官の方々は、本当にフレンドリーです。
他のウルトラでは、警察は黙々と交通整理している姿ばかり見えましたが、
大島では交通整理しながら声援を送ってくれたり、なんでもない路上で立って、
声援を送ってくれたりしています。
こんなにウルトラでフレンドリーな警察を俺は見たことがなかったです。
ありがとうございました。

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野増(のまし)地域に入る頃、目の前に元町港の突堤が見えてきました。
あと3km~!

民家の玄関先に、地元の方が立って、
「おつかれさまー、がんばってね~もう少しだよ」と声援を送ってくれる。
ありがとう。

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最後の最後まで、とにかく坂が続きます。
本当に平らなとこなかった・・・・・・

とにかく進むことだけを考えて、歩かずに走る。
もちろんもうペースはキロ8分とか9分に落ちてましたが。
追い越すランナーともエール交換。
ここまでくると、もうみんな仲間な気がしてきます。

残念ながら、自己ベストの更新は厳しくなりましたが。

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さぁ、目の前に元町港です。
下り坂に膝が痛みを訴えますが、もう聞きません。

陽も落ちて、ここから写真がブレブレになります。

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ゴール目前。
スタッフの方々に迎えられ、ハイタッチしながらゴールに近づく。

P3270210.JPG

ゴールゲート。
13時間12分で完走することができました。

は~~~ぁ、なんとか完走できた。
大島でウルトラ→出たい→エントリーという短い思考回路で参加してしまい、
調べるたびに、なんだか手ごわそう・・・と冷や汗をかき、
数年ぶりに現地入りしては、完走できるか不安しかなかったけど、
ゴールゲートをくぐることができました。

大島ウルトラ.jpg

GPS時計によるルートログをGoogleEARTHに表示。
地名は編集ソフトで追加。
スタート・ゴールは元町港。1周目は反時計回り(サンセットパームライン往復あり)。
2周目は反時計回りとなります。

全画面キャプチャ 20160330 83445.jpg

同じく高低差ログ。こちらはソフトのまま。

だいたい公式の高低図と同じですが、基本的に上り坂と下り坂しかありませんでした。
最後の最後まで坂という、かなりタフなコースです。
「合計上昇2049m、合計下降2047m」という計測も出ております。

かなりの難コースでしたし、「リベンジの舞台」での関門を通過するには、
厳しい結果となりましたが、あちらは平坦なところもあるし、
昨年は3分前とはいえ通過しているので、
短い調整期間となりますが、しっかり身体を治して、準備していきたいと思います。
大島での完走は、間違いなく自信になりました。

DSC03663.JPG

完走メダルは新島ガラス製。(大島なのに)
直径8cmほどある、思ったより大きなものでした。

これを母にかけるのが、今回の目標の1つでした。
故郷とはいえ、遠い伊豆大島への遠征に付き合ってくれてありがとう。
途中のエイドに応援にきてくれてありがとう。(母がマラソンの応援にきたのは初)
ゴール後、迎えに来てもらえるなんて、これまでのウルトラ参戦から考えたら、
極楽のようでした。
(いつもなら入れる風呂を探し、行けるところまで戻ろうと夜中もドライブ)
感謝、感謝です。

おじさんにも感謝です。おとなりさんにもいつもお気遣いいただきありがとうございます。
お世話になりました。

いつものことながら、「チームつるかめ」の仲間たち、
応援してくれたみなさん、お守りをくれた人。
ありがとうございました。応えるためにも踏ん張らねばと思えました。

大会関係者さんも、長時間ありがとうございました。
「この人たちに付き合っていると14時間かかる」とおっしゃっていた方がいましたが、
その通りです。あなた方のような方がいてくださるおかげで、
我々はウルトラマラソンを走ることができます。
14時間ではありませんよね、事前の準備から、大会後までたくさんの時間を使っていただいています。
本当にありがとうございます。


最後に・・・・・・

大島のじーちゃん、ばーちゃん、やったよーーーー!!!


【OLYMPUS STYLUS TG-860 Tough】
【Cyber-shot DSC-RX100M2】(メダル写真のみ)


大島ウルトラ その3 [フォトラン]

その1から読む場合はこちらから・・・
 http://hasekururu5th.blog.so-net.ne.jp/2016-03-31

第2関門である「三原山歌の茶屋」に、時間的に余裕を持って到着、
補給して、ストレッチして、さぁ、リスタート。

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曇りの天気予報でしたが、空はスッキリと晴れてきました。
暑くて、ソフトシェルも片づける。

下の元町地区がよく見えています。ここからあそこまで駆け下ります。
海の向こうに見えるのは伊豆半島。
こんなに晴れているのに、富士山は見えない。

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長い激下りは得意です。
坂ばかりの伊豆大島で、ここから元町までの下りで600m近い落差は、
俺にとっては一番、時間を稼げるポイントといえます。
ちょっとキツめに感じるくらいで、せっせと駆け下ります。

得意と言ってなんですが、これが思ったより足の疲労があって、
思うようにタイムが伸びない。

そして、これまでウルトラマラソンの途中ではなかったトラブルに見舞われました。
「大きいお友達」が外に出たいというのです。
マジでかー?
ドンドンという足からの振動で、どんどん下に下がっていってるのでしょうか・・・・・・
参った。
元町港まで我慢だ・・・・・・

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頭の上では、オオシマザクラが。

白山白川郷の下りのように、飛ばし過ぎ!というタイムは出ないものの、
そこそこ早いペースで、ひたすら下る。
三原山から元町港まで13km。下りしかないのに、意外と長い。

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「大島一周線」に戻りました。
反対側の歩道では、元町港を再出発した100kmの部のランナーが走っています。
「一周線」に出ればすぐ元町、と思っていたが、
思っていたよりある。
「大きいお友達」がまだぁ?と言っている。

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「元町港船客待合所」に戻ってきました。
100kmは左。58kmは右。

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俺がくぐるのは「100km1周目」の方です。
58kmの部のランナーがゴールするのを横目に、第3関門到着。
11:50着ということで、ここの目標時間だった12:00もクリア。
ということは「完走青信号」です。良かったー。
第3関門の制限時間は13:30(58kmの人は14:00)こっちはもっと余裕の状況。
でも、13kmを1時間20分かかったわけだから、稼ぎ区間だったのに、
稼げていないですね。

そのまま、待合所のトイレに直行。
大きいお友達にバイバイ。ふぅ。

100kmの人は、待合所に預けた自分の荷物を、ここで一度、受け取ることができます。
いつもならコース中に荷物を送っておけるエイドがありますが、
ここがその代わりというか。
アミノ酸ゼリーを飲み込み、携帯食として持っていた「1本満足バー」をポーチに補充。
ストレッチをしつつ、エイドでなんかの汁をいただき、パンをかじり、水分補給。

そして、リスタートです。
トイレに行ったりした関係で20分も経ってましたが・・・・・・
「完走青信号」で着いたものの、これからどんどん余力はなくなります。
しかし、残りフルマラソン(42km)。もう半分はきりました。

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元町から岡田(おかた)までは、ひたすらつづく緩い上り坂。
アップダウンってなかったっけ?と思うくらい、ずっと登りでダウンなし。

日差しが暑くなってきて、暑さにアームカバーも外してポーチに突っ込む。

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島北部から眺める海がきれい。
元町から岡田までは登りでしたが、岡田を過ぎてからは下り坂も出てきました。

元町から、ゆっくりながらも歩くことなく、走ってきました。
何度か負けそうになったケド、この後の「リベンジ」のためにも、
メンタル、メンタルと自分に言い続けて。
元町までは目標時間がありましたが、この先は関門はあるものの、
目標とする時間がなくなってしまいました。
ということで、この頃から「12時間半での完走」を目標として意識し始めました。
この100kmのコースで12時間半で完走できれば、
「リベンジの舞台」での100km関門12時間半制限は、
間違いなく突破できるだろうと。

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泉津(せんづ)地区を走って、「椿トンネル」へ。

椿の大木がトンネルになっています。
すごいなぁ、と思って通過したんですが、おじによると手入れがされてないから、
昔よりきれいではないとのこと。

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屋久島などまで行かなくとも、東京から高速船でちょろっと行ったところに、
原生林のような森が見られる場所があるではないか。

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「大島公園」の椿園は「国際優秀つばき園」として認定されたのだそうです。
世界に誇る、伊豆大島の椿です。

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第4関門である大島公園を通過しました。
時間は問題ありませんでしたが、椿トンネルのあたりから、
登りで足が上がらなくなり、歩いていました。
この「大島公園」のあたりが、先に上げた3カ所の大変な上り坂の3つ目となります。
時間も余裕があるし、歩くつもりの3カ所のウチ、2つは走ったんだから、
ここは歩いていこう、と歩いていました。

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公園を過ぎて、すぐに登りは終わりかと思いましたが、これがなかなか終わらない。
次のコーナーで終わりかな?と走って登ってみるも、
コーナーの先も登りというようなことが続き、次第に足が上がらなくなる。

大島公園からしばらく進むと、1周目の時に桜株まで走ってきて、左に曲がった丁字路に出ます。
ここからは一周目で走った「大島一周線」を逆走していくことになります。

P3270144.JPG

桜株を過ぎてしばし、さすがに歩きすぎだなぁ、桜株も過ぎたし裏砂漠の近くまで来たんだから、
そろそろ、ゆっくりでも走りださないと・・・・・・
と、よろよろと走り出しました。

精神的にダレてきた俺の前に、救世主が現れる。
颯爽と登場した救世主とは・・・?

というところで、次回につづく。

その4へ ⇒ http://hasekururu5th.blog.so-net.ne.jp/2016-04-04

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大島ウルトラ その2 [フォトラン]

その1から読む場合はこちらから・・・
 http://hasekururu5th.blog.so-net.ne.jp/2016-03-31

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波浮(はぶ)港の見晴らし台から下って、筆島まで来ました。
コース図ではとくに筆島(ふでしま)の名前は出てきませんが、
俺にとってはおなじみの場所です。地名の由来になった岩が、
右側に写ってます。

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筆島にあるシェルター。
伊豆大島は火山ですから、島内には何か所か設置されています。
気象庁の噴火警戒レベルは1(活火山であることに留意) ※大会当日

このコーナーを曲がると、コースは一気に急坂に。

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今回の100kmコースには3カ所の激登りポイントがあります。
「筆島からの登り」「桜株から三原山」「大島公園」
まぁ、実際に島に入ってみたら、「コースは全部坂」と判明したわけですが・・・・・・
この3カ所は「歩きポイント」にするつもりでいました。

登り始め、歩くつもりで来たものの、どんなもんかなぁ、
とりあえず走って上がれるところまでは走ってみるかと走ってみる。
歩くつもりできたものの、コース説明で提示された目標時間を達成するのに、
ここで歩いて間に合うのか?という気持ちもある。

筆島の写真で前方に山が見えていますが、
その山のてっぺん近くまで登りです。

P3270043.JPG

「大滝橋エイド」
地元のおっちゃん、おばちゃんがやっているエイドが多い中で、
ここは若者主体の印象って感じでした。
なんとこのエイドのFacebookページまであるんですね。
明日葉茶に明日葉ケーキに明日葉クッキー、
明日葉好きな俺には嬉しいラインナップ。
梅干し、チョコレート、バナナという基本もあります。

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補給したら、またせっせせっせと登る。

あ~~、ホントに長い。

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登りきっても、結局、ずっとアップダウンが続いているので、
登りきったんだか、まだ続くんだかわからないのも辛いところ。
30km地点のコーナーを過ぎれば、その辺で終わりと思って大丈夫そうです。
どうにか、歩くことなく登りきりました。

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伊豆大島東部に広がる、裏砂漠を行きます。
標高差は少ないですが、やはりここもアップダウンの繰り返し。

曇りという天気予報だったのが、朝からよく晴れていましたが、
だんだんと曇ってきました。
涼しいのでまだソフトシェルは着たまま。
去年の富士五湖が結局ずっと着たままだったので、今回もそうなりそうだな。

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国土地理院の地図で日本で「砂漠」と名のつく唯一の場所、伊豆大島の「裏砂漠」ですが、
「大島一周線」を走っているだけでは、砂漠の端っこを通るだけなので、
砂漠感はほとんど感じられません。

裏砂漠を過ぎ、桜株で「大島一周線」を左に外れます。

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そこにエイド。
ここから2つ目の激登りポイントなので、一旦、ここで大休止することにして、
公衆トイレにならんで、ようやく排水。

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「鯖ソース勝パン」だそうです。
一切れいただきました。鯖の臭みもなく、おいしくいただけましたよ。
ストレッチしながら、水分を食料を補給。

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桜株(さくらっかぶ)の名の通り、ちかくには「オオシマザクラ」の古木があります。
走り始めた直後だったので、近くには寄りませんでしたが、写真の奥にその姿が見えます。

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歩くつもりだった、桜株から三原山までの登り区間ですが、
やはり出来るだけ走ろうと、せっせと登る。

現在時間と三原山までの距離を考えると、予定時間までには歩いても間に合いそうでしたが、
余裕のあるうちに稼いでおかないと。

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「10%」って・・・・・・
湯場の分岐から三原山までは、先行するランナーとすれ違う区間。
駆け下ってくるランナーに「もう少しだよ」「ファイト」と声をかけられながら、
せっせと登るも、全然「もう少し」じゃない距離ありましたて・・・

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45km地点。「ウルトラの世界へようこそ」
42.195kmを越えたら、そこはもうウルトラマラソンの世界です。

やっと道がフラットになってきました。
そろそろ登りも終わりでしょうか?

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最高標高地点「三原山歌の茶屋」エイドに到着。
10:30の到着ですから、目標時間まで30分の余裕です。
ここは第2関門で、閉鎖時間は12:00となっています。

・・・・・・コース説明で言われたのは、12時に元町に着くためにここに11時。
関門の制限時間でレースペースを考えると、かなり難しいですね。
第5、第6関門は、「警察からの要請で厳しい設定」とパンフに書いてありますが、
序盤の関門は設定が緩すぎて、それで見てくと間に合わなそう。
関門制限時間は58kmの人向けの設定時間で、100kmの人は三原山11時、元町12時というのが、
完走するためには現実的な設定タイムな感じです。

P3270086.JPG

明日葉そばがおいしい。
「おかわりどうぞ」というので遠慮なくいただき、パンも食べる。
水分もしっかり補給。

これで3つの難所のウチ、2つクリア。
時間も余裕があり、ここから元町まで激下り区間。

さぁリスタート!
というところで、次回につづく・・・・・・

その3へ ⇒ http://hasekururu5th.blog.so-net.ne.jp/2016-04-03

【OLYMPUS STYLUS TG-860 Tough】


大島ウルトラ その1 [フォトラン]

東京都大島町で開催された「第12回 伊豆大島ウルトラランニング」の
100kmの部に参加してきました。

この大会を知った時から、いつか出てみたいと思っていましたが、
ここにきて、その機会に恵まれました。
実は、母の実家があり、幼い頃から何度も訪れていた大島です。
大島をウルトラランナーとして走ることができる。ただそれだけでも嬉しい。

東京の離島、伊豆大島を2周で100kmです。
1周だけの58kmの部もあり、母にも「1周でいいんじゃない?」と言われたのですが、
やっぱり100kmですよねぇ~

大会前日、会場となる元町(もとまち)地区にある元町港船客待合所へとやってきました。
DSC03632.JPG

まさか、この待合所がウルトラの受付会場となるとは・・・
感慨深いというか、なんというか。

受け取ったパンフレットで参加人数を見ると、638人(100km353人 58km285人)
その下に、県別の内訳があったんですが、
「新潟 1」
・・・・・・やべぇ、県代表だ (汗
そうだよねぇ、やっぱり新潟からだとなかなか来れませんよね・・・・・・
色々な大会に出てきたけど、「新潟1」っていうのは初めてでしたね。

DSC03634.JPG

コース図の前で、何やら解説している。
島ということで地形的になかなかきつそうなコースのようで、
しかも関門制限が厳しいので、近づいて聞いてみる。

DSC03635.JPG


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島2周といっても、まったく同じコースを2周するのではなく、
1周目は反時計回りで進んで、途中から島を横断する形で(ついでに山登って)、スタート地点に戻る。
2周目は時計回りで、島の北部を回って、ぐるりと1周する。


聞いているうちに、だんだん不安になってきた。
おじさんの話によれば12時までに1周目を終えれば完走青信号。13時だと難しい。
1周目が58kmだから12時だとスタートから7時間。
数字だけ見ると行けそうだけど、なんせコースがなぁ・・・・・・
12時に元町港に戻ってくるには、三原山に11時が目標だそう。

やー、やっぱり大変そうだなぁ。
この時点で完走できる自信なし。したい気持ちはいっぱいなんだけど。

受付会場を後にして、元町の旅館へ。
島では母の実家の世話になっていたのだけど、当日は朝早いので、
観光協会斡旋の旅館に泊まることにしました。

P3270001.JPG

そして大会当日になりました。再び元町港船客待合所。
相部屋でしたが、なんとか4時間は寝れました。
車中泊でなく布団で寝れたし。(車中泊の方が睡眠時間が長いが)

そこそこ気温が上がる予報ながら、吹く風が冷たくソフトシェル着用。
脱ぎ着しやすいように、ちょっと大き目のウエストポーチをしました。
バックパックもありますが、バックパックだと降ろさないと出し入れできないので。
補給は充実している案内でしたが、そこに非常食も携帯。
白山白川郷でもこれつけて完走したんで、邪魔にはならない実績あり。

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スタート地点は、待合所の横にある桟橋に降りる坂。
ここからすでに坂。もちろん、登り坂。

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午前5時、100kmの部、58kmの部とも、一斉にスタートです。
制限時間は14時間。午後7時までです。(58kmは9時間)
途中、関門が6カ所。

長い、長い旅の始まりです。

P3270008.JPG

まだ暗いです。
ナンバーカードには反射テープ付き。
まずは、海岸沿いの「サンセットパームライン」という道を進みます。

坂ばかりのコースで、この辺が唯一、ある程度フラットな区間です。

P3270011.JPG

4km程で折り返し、来た道と並行している歩道で、元町港まで戻ります。

距離調整のためのコースと思われますが、
真っ暗な時間帯にランナーを島1周線を走らせると、安全上問題があるからとも言えそうです。

P3270014.JPG

元町港船客待合所に戻ってきました。
だいぶ空も明るくなりました。

P3270019.JPG

コースは基本的には「大島一周道路」を走っていきます。

走り始めてすぐに不調に気が付きました。
実は島に着いた日に、ちょっと散歩してくるーと歩き回ったんですよね。
・・・5時間程。
・・・・・・坂ばかりの土地を。
ハイ。両足とも筋肉痛が激しいです。自滅以外のなんでもありません。
ええい!そのうち走った痛みだか、筋肉痛の痛みだかわからなくなるから、
このまま行くっ。

そして、もう1つ。
スタート1時間半前に朝食を摂ったんですが、
(旅館が用意してくれたオニギリと揚げ物のセットみたいなもの)
消化しきれてなくて、気持ち悪い・・・・・・

・・・・・・最初からこんな調子で走りきれるんだろうか?

P3270021.JPG

間伏地層切断面。
通称「バウムクーヘン」とはよく言ったものです。

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20km近く走ってきたが、腹と足の調子は相変わらず。
そのうえ、トイレに行きたくなってきた。
エイドの仮設は数人待ち。
ちょうど公衆トイレがあったので、入ると、2人待ち。
う~~~ん。迷ったけど、次にかけることにしました。

P3270032.JPG

第1関門「波浮港見晴台」に到着。
前日のコース説明で、この場所には「7:40に着けたらいい感じ」と書かれていました。
俺の到着時刻7:20。よっし、まずは上出来。
とりあえずコース説明で言われた時刻を目標にしながら進むことにしました。
「青信号」と言われた時間までに戻れば、2周目はどうにかなるだろう、と。

波浮(はぶ)港は、母の実家が近いため、母とおじが応援に出てきてくれていました。
ありがたやありがたや。
この場所ももちろん、子供の頃からよく来た場所です。

ようやく腹が落ち着いてきたので、エイドでパンと稲荷ずしをもらう。
まだまだ序盤なので、パパッと補給し、母に「じゃあ、またあとでー」と、
早々にリスタート。
復路でのここはたぶん疲れて、ゆっくりするとだろうから、
その時、ゆっくり話すればいいやーと、この時は思って。

走り始めてしばし、
ああ!?母と話してたらトイレ行くの忘れたしっ

腹は落ち着いたものの、万全でない身体でのランは続く。

 その2へ ⇒ http://hasekururu5th.blog.so-net.ne.jp/2016-04-01


【OLYMPUS STYLUS TG-860 Tough】
【Cyber-shot DSC-RX100M2】(説明会のみ)

いわきサンシャインマラソン 2 [フォトラン]

その1からのつづきです。

「第7回 いわきサンシャインマラソン」
今回は4時間くらいで完走を目標にして走ってきたのですが、
なんだか調子があがってこない。
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小名浜港を通過中。
この大会、フルは陸上競技場スタートですが、その他の部門は、
小名浜港で開催されているので、たくさんの人で賑わっています。
どっちかっていうと、こっちがメイン会場なんですよね。
ほとんど見たことないけど。

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小名浜港に建設中の巨大な橋も、だいぶ完成が近づいてきましたね。
渡れるようになるには、あと何年かかるのかな?
・・・・・・まさか完成後には、ここがサンシャインマラソンのコースになんてことは・・・・・・


フルマラソンは小名浜港がゴールとなります。
トップランナーが駆け込んでいくフィニッシュゲートを横目に見ながら通過。

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26~7kmから、コースは工業地帯に突入。
俺としてはここからが難所。毎年苦しむ後半戦です。
ここまでの難所なんて、この先に比べたら可愛いもんだと思う。

これは中だるみした気持ちのままじゃダメだ。
気持ちを切り替えよう、と無機質にどこまでも続くコースの先を見ずに、
視線を下に落として、自分が走ることに集中。
5分半ペースには戻せなくとも、せめてキロ6で刻もう。

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サンバの応援、ありがとう!
軽快なリズムに気分も上昇。

P2140099.JPG

「あたたかいスープありまーす!」
すでにそんなに寒くもなく、むしろちょっと蒸し暑さを感じていたけど、
塩分補給も兼ねていただく。
「シュークリームもありまーす!」
プチサイズのシュークリームをむんずと4つほどつかんで頬張る。
補給補給。

うんうん、段々、気持ちも調子も取り戻してきたぞ。

「チームつるかめ」トップのくまくまさんとすれ違ってエール交換。
うんうん、快調そうだ。

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ここにきてついにサンシャイン登場!
雨も上がり、風も気にならなくなり、見上げればサンシャイン。
嬉しいが、雨上がりの日差しがジリジリと熱いっ。
俺は今回「寒いより熱い方がマシ」と考えて、防寒優先の装備なのだ。
これはしんどくなりそうだなぁ。


緩く長い上り坂が続くのを、せっせと走って登る。
今にして思えば、三崎公園までの登りで、ヘンにペース落としたのが、
中だるみの始まりだったかなぁ?登るぞっていう強い気持ちを最初に投げたもんな。
4時間ぎりもできたらうれしいなぁ、と思っていたけど、さすがにサブ4は厳しそうだ。
でも、できるだけ4時間に近いタイムでゴールしたい。
ここはメンタルのトレーニングだ、と歯を食いしばる。

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坂を登りきる頃、、ここで声援を送ってくれる小さなチアリーダーたち。
ここの可愛い応援も、毎年元気の素!ありがとう。

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またも後ろが賑やかだ。またゲストランナーか?と思っていたら、
賑やかに女性2人が追い越していく。
「Runnet」の女性ランニングチーム「TeamR2」だ。
ランナーに声援を送りながら、キャッキャと走っていく様は華やかです。
ビブスには「応援ランナー 4時間~4時間30分」とある。
この2人について行けば4時間で完走できる?
ペースランナーというわけではなさそうで、
本人たちも「応援しながらだから30分のふり幅もらってますー」みたいなこと言ってた。
確かに、声援送ったり写真撮ったりと、盛り上げてましたね。

じゃあ、ついていくのかというと、
チアリーダーのところからコースは長い下りに変わるので、
ここはこれまで落としたペースの稼ぎどころ、と、「TeamR2」を追い越して加速。
キロ5分半で下り続けました。
その途中でRiёさんとすれ違う。
2番手はRiёさんか、Sともさんはどのくらいまで来ているのかな?と思いながらしばらく走ると、
Sともさんとすれ違う。
よしよし、その調子ならサブ4行けそうだな!
俺もできるだけサブ4に近いタイムで。と加速、加速。

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長い下り坂の最奥。さすがに3回目ですから、以前はどこまで行くんだ?と苦しんだ道も、
先がわかっているから精神的に余裕がありましたね。
工業地帯奥の第2折り返し。
ここから小名浜港まで来た道を帰ります。
残り7kmというところで、時計を見ると3時間半が経過。
キロ6ペースで走って42分かかるな・・・・・・ここでサブ4は完全に断念。

よしっ!

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トン汁ゆっくり食べよ。オイ。

ああ~、落ち着いて食べるトン汁のウマいこと~~
せっかく追い抜いた「TeamR2」でしたが、こうしている間に賑やかに抜かれました。

しっかり補給して、さて、サブ4は断念しましたが、
このままダラダラ完走なんて、そんなつもりはありません。
(やる気あるんだかないんだか)
ここからの長い登り返し、気持ちを切らさずにせっせと走って登ります。

この登り返しが、俺としてはフルの最大の難所だと思ってます。
傾斜は全然なんだけど、長いんですよね。
初めてこの大会に出た時、途中で息があがって、
スタッフに「だいじょうぶですか?」と声をかけられた思い出が。

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力強い太鼓の応援ありがとう!

どこの大会でも、太鼓の音って元気がもらえるから好きだわー。

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長い坂エリアをぬけて、港近くの平坦な道路に戻ってきました。
ここもまた辛いんですよね。
どこまでも続くかのような広い道路は、全然、進んでいる気がしなくて、
ある意味、坂よりも苦しい。

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40kmを過ぎ、残り2.195kmですが、まだまだ続く広い道。
俺は「平坦地獄」と名付けてますが・・・・・・
どこまでも地獄。

ウルトラマラソンのトレーニングだと思って、淡々と走ることに集中。
ペースはキロ6分で安定。急がなくていいから、これを維持することを心掛ける。

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残り1kmの看板も、まだまだ続く地獄。
こればかりは何度走っても慣れないなぁ。
スピード感がなくなるんですよね。
何度もGPSを確認して、ペースを維持していることを確かめる。

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見えましたフィニッシュゲート。

4時間14分でフィニッシュ。
結果的には、ずっとキロ6分で走った感じですね。
前半はキロ5分半でしたけど、エイドなどで時間をつかった結果こうなりました。
なんだか中だるみしちゃったしね。
満足な結果ではないけど、まぁ、今回はこんなもんでしょう。
悪天候の中、強風や低温に負けずに走ったことと、
いつも苦しめられる後半の工業団地で精神的に踏ん張れたこと。
そのあたりは良かったかなと。

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ルートログで見る「第7回 いわきサンシャインマラソン」
俺はいわきは工業地帯はあるものの、走りやすいコースだと思っているんですが、
ネットの評価を見たりすると、難コースだという意見が多いような気がします。
工業地帯のせいか、平坦なイメージなのですが、
確かに高低差表で見ると、わりと凸凹しているんですよね。

ただ、毎年、天候に恵まれないのがサンシャインマラソン。
2月とはいえ、日本海側とは比べ物にならないくらい天候のいいいわきなのに、
なんでこの日はこうなんでしょうね。
来年こそは気持ちいい青空と適温で走りたいものです。


「チームつるかめ」もラン友さんたちも、みんな無事完走。
Sともさんも念願のサブ4を達成し、みんなで喜びました。おめでとー!
マラソンは終わったが、「チームつるかめ」の真の戦いはこれからだった・・・・・・
その話はまたいずれ、機会があったら。


【OLYMPUS STYLUS TG-860 Tough】


いわきサンシャインマラソン 1 [フォトラン]

今年も日本横断して参加してきました。
福島県いわき市で開催された「第7回 いわきサンシャインマラソン」
早いもので、この大会へのエントリーも4回目。
震災の翌年に、いわきへ遊びに行った際にこの大会を知り、
以来、自分なりの応援として、いわきに通うようになりました。

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毎度、天候に恵まれないサンシャインマラソン・・・・・・
天気予報も1週間前から、この日だけ雨!
大会が近付くにつれて、20℃近くまで気温が上がるだの、春一番が吹くだの・・・・・・
全然、装備が決められない。
前夜、雨は降らないけど、強風と気温上昇。
という情報で装備を決めたものの、当日朝、雨!暴風警報!!寒い!!!
シャトルバスで到着した陸上競技場の体育館で、また荷物とにらめっこ・・・・・・

今年は本当に悩まされました。
結局、ノースリーブの撥水インナー、薄い速乾素材の長袖シャツ、アームカバー、
それに参加賞Tシャツという装備にしました。
毎年、寒さに苦しめられるので、寒いよりは暑い方がマシということにしました。

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「ごせん紅葉マラソン」のケビンさんと再会。
まぁ、ずいぶんコンパクトになって・・・・・・違

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この日は、バレンタインデーということで、チョコバーのプレゼントがありました。
とりあえずウェストポーチに突っ込む。

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今回は「チームつるかめ」から4人、フルマラソンに参加です。
くまくまさん、Sともさん、Riёさん、そして俺。
楽しい食い倒れ県外遠征です。
そして、ケビンさん(今年はこの名称でいきます)と、ケビンさんのお友達で集合写真。
なんと!この寒いのにワラーチでフルですか。それは見習いたいなぁ。

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午前9時、フルマラソン、スタートです。
今回の目標は4時間・・・くらい。
4時間を切るために攻めるのではなく、同じペースで淡々と走る、
長距離走の予行練習みたいな感じをやる感じで。

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Riёさんと一緒にスタートしました。
いつも途中で俺を追い越していくRiёさん。今回はどこで抜かれるかではなく、
どこで置いて行かれるか・・・・・・
最初は渋滞にハマったものの、キロ5分半ペースで進む。
俺はこのまま、このペースを維持することにしました。

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いつも吹奏楽の応援ありがとう。

県道を下っている間は、まだまだ混雑。
前方に福島県のランナーきみさんを発見し、接近してエール交換。

このあたりは雨の中でもずっと沿道の応援が途切れずに、
ホントにありがたいです。

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8km程で長い下り坂も終わります。
まだRiёさんは見えていますが、背中は見えるけど追いつかない感じ。
この先の給水所で給水したら、すでに姿なし。

ここからは一人旅。
天気は相変わらず、雨は強くないものの、風が強い。

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内陸をスタートし、段々と海に近い方へ。
もう4回目ですから、コースの風景も距離も見慣れたもんです。

なんだか後ろが賑やかだなぁ~なんて思いながら走っていると、
肩をポンと叩かれる。ん?Sともさんが追い付いて来たかな?と見ると、
ゲストランナーのエリック・ワイナイナさんでした!

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俺にタッチしたあと、沿道の人に呼び止められて、ワイナイナストップ。
また後ろから来たので、カメラだけ後ろに向けてシャッターを押すと、
ワイナイナさんが「撮れたよー」と教えてくれる。いい人だ!
さらに「写真撮る?」と併走しながら言ってくれるが、
さすがに申し訳なくて、ありがとう大丈夫!と言いました。
いつもサービス精神たっぷりですねワイナイナさん。
俺を越してからも、ランナーの肩をポンポンしながら、軽快に走っていくワイナイナさんでした。

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約10kmで海に出る。
うわぁ、太平洋大荒れ。
今回のいわき遠征では、前日に海を見にきたりはしなかったので、
こんなに荒れてるんだーと驚きました。
荒れすぎて視界が白いし。

ここからは江名港の折り返しまで海沿いを行きます。
「チームつるかめ」で先行しているくまくまさんとすれ違い、
江名港先の折り返し手前でRiёさんとハイタッチ。
思ったより離されてないなぁ。
そして、今回、サブ4を目指しているSともさんが後方から現れる。
おおー!ここで追いついてきたか~。順調だね。
折り返して、きみさんともハイタッチ。

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いつも大漁旗で大歓迎してくれる江名港。
とても嬉しいです。ありがとう!
ここの応援は、ホント、元気もらえます。

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江名港の消防署は、新庁舎が内陸にでき、津波で被災した旧庁舎は解体中のようでした。

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今年は、江名港から岬の先を回るコースに。
俺が初めて参加した時も、こっちでしたね。
昨年までは工事中で通れなかったんですが。
今年もまだまだ工事中でしたけど。

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海岸線を戻っていきます。

Sともさんも見えなくなったなー、とサブ4ランナーたちを見送って、
ひとりタラタラと走っていると、ポンポン、とワイナイナばりに俺の肩を叩く人物が。
ん?ワイナイナ、また後ろに下がってたのか?と横を見ると、
ケビンさんが!
おおう!今年は快調に走ってますね!
しばらく併走も、快調なケビンさんが先行していきます。

なんだか今回、みんな速いなぁ。

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中間地点を過ぎ、三崎公園へと上がる登り坂が、
フルマラソンコース、最大の勾配。
もちろん難所です。
なんだ坂、こんな坂とペースは落としつつ、リズムを崩さずに頑張って走る。
だって、この坂の上は「特産物エイド」ですもん。
食い気にモノを言わせ、えっほえっほと上がります。

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毎年楽しみにしている「特産物エイド」のイチゴ!
2つほど手に取って食べていたら、前の方でおばちゃんから手に盛ってもらっている人を見て、
俺も~と手を出す。
今年は5粒食べられました!甘いイチゴに大満足。
これで俺のいわきサンシャインマラソンのメインイベントは終わった・・・・・・


空腹と、心が満たされたところで、三崎公園の公衆トイレを利用。
仮設で並ぶより、よっぽどいい。
これでリフレッシュ。

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ケビンさんの背中の「紅葉マン」
三崎公園で追いついたものの、また離されていきます。
なんか、キロ5分半を維持しているつもりで、
なんとなく気持ちがダレテきているのは感じていました。
中間点を過ぎた辺りかな。1キロごとのラップタイムは6分くらいに。
急坂や、エイド、トイレ休憩とあったので、しょうがないんだけど、
気持ちが上がってこない。
みるみる小さくなっていくケビンさん。
紅葉マン待って~。
快調だなぁ~と思いながら、ついていくことができない。

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小名浜港へと入り、前方に水族館「アクアマリンふくしま」が見えてきました。


なんだか上がらないテンション。(イチゴで満足した?)
ココから先は、サンシャインマラソンで一番しんどいと思っている工業地帯。
はたして俺は、ゴールすることができるのだろうか??

というところで次回につづく。


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スノーシューカップ [フォトラン]

胎内市で開催されたトレイルランナーズさんの「スノーシューカップ」に参加してきました。
スノーシューという「西洋かんじき」を履いて、雪上を走る大会です。

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今回も、もちろん、どうせ出るなら長い方精神で、
「ロングの部(7km)」に当日エントリーで参加です。

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スタート地点から、登り坂です。
この時点ですでにふくらはぎの下にある筋肉にヒシヒシときます。
まぁ、これは俺がゴム長靴を履いているのもあるのかもしれません。
マラソン用やトレランシューズだと、もうちょっといいのかも・・・・・・?

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登り坂から、平らな場所に出て、木々の中を走っていくと、
後からスタートした「ショートの部(4km)」の子供が、ものすごい勢いで迫ってきたので、
先に行かせて、続いてもう一人来たので、「ほら、がんばれ~!」と、こちらも先に行かせる。

んだけど、俺よりずっと速いと思って先に行かせたのだけど、
少年に追いついたり離されたり。
追い抜くのも踏み固められてない場所を走らなくてはいけないので、
面倒だし、どうせ写真を撮っている間に離されるので、
まぁいいか、と大人げなく少年をあおりながら走る(やめなさいて

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ここが一番、見晴らしのいいところかな?
天気が良くないので、真っ白い世界と、雪に埋まったゴルフ場しか見えないんですけどね。

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いつも驚かされるスノーシューの登攀能力。
弥彦でやっているゴム長+簡易アイゼンの比ではありません。
こんな坂でもラクラク登れてしまいます。
・・・・・・あー、息は上がりますが・・・・・・

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雪の舞う林の中を駆け抜ける。
あー、気持ちいい~~

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雪の林から見上げる青空もいいですけど、
降り続ける雪もいいですよね。

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ああ、写真を撮らずにいられない。
走りながら、走るのもったいないなぁ~と思ってしまいます。
小さな子供も参加しているので、別に俺が全部歩いてきたって、
スケジュール的には問題ないのだろうけど、
やっぱり大会参加しているとなると、走らなくてはいけない気がしてくるもので・・・・・・
まぁ、こんな機会じゃないと、スノーシューで走らないしなぁ、と走る。

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「天文館」の裏に広がる開けた場所。
元々は牧場だったらしいです。
「天文館」は冬季は休館で、途中の道路は除雪されていません。
スタート地点が、「天文館」に上がってくる道路ですからね。

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あ~~、きれいだなぁ・・・・・・と、思わず立ち止まって見入る。
ロングの部は、ここからまた走ってきたコースをもう1周するのですが、
雪原を見ながら、2周目は歩こうかなー、なんて。
まぁ、先にも書きましたが、結局、走ったんですけどね。

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でも、1周目よりは、周辺にランナーもいなかったので、のんびりしましたけど。
すでに昼過ぎでしたけど、新潟市内よりも山奥ですから、気温が低く、
雪もまだ結晶っぽいトゲトゲしさが見えます。

どうもカメラのマクロモードの使い方がよくわからず、ピントがうまく合わない。
「うーん、うまくいかんなぁ」
と、立ち止まってカメラのモニターを見ながら、
「あ!大会の途中だった!」と、走りだす。

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楽しい、楽しい雪上ラン。
わりと平坦な胎内平のコースですが、時折、深い谷があって、
下ったり、激登りだったり。

走りながら、気になっていることが。
スタート前に「最後にすごい坂があるよー」と教えてもらっていて、
コース中でもスタッフさんに「最後にアトラクションがあるよー」と聞いていました。
どんなところなんだろう・・・?
再び、「天文館」に戻ってきて、今度は直進して、林に入ります。
さて、この先にアトラクションがあるんだな・・・と思っていたところ、

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すぐに激下りが待っていました。
えっと・・・先が見えないんですけど・・・??
足跡もあるものの、一番目立つのは滑って行った跡。
こ、こんな坂、下れるのか?
覚悟を決めて、1歩、2歩と足を進め・・・・・・転倒。
そのままケツスライダー。
まー、着ている服装がツルツルしているから、よく滑るのよね。

で、どこまで落ちていくんでしょう?

途中で止まって、やれやれ・・・と身体を起こそうとして、
また滑り落ちる・・・・・・
先が見えないんですけど~~

やっと、下まで降りた時には、もう笑うしかなかったです。

な、ナイスアトラクション!!

・・・・・・冷静に考えれば、ただ滑落しただけって気もするけど・・・・・・
雪山で滑落すると、止まらないんだなぁ~と、いう勉強にもなった。
まぁ、今回は止めようとしなかったのもあったけどね。

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やー、すごいアトラクションだったわ・・・・・・と走っていると、
ゴールに到着。
ああ、楽しい時間もこれで終わってしまいます。
もっとゆっくり楽しみたかったなぁ。

じつは今回、動画も撮影していたのですが、
何が悪いのか、個別の動画はPC上では見られるのですが、
それをまとめて編集できなくて困ってます。
せっかく、楽しいスライダーシーンとかあったんですけど。

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昨年参加した時よりゆっくりしてきたつもりだったんですが、
記録としては昨年より、ちょっと早かったです。
たぶん、走るペースが去年より速かったのではないかと。


楽しい、楽しいスノーシューカップでした。
実は、今シーズン3戦あるスノーシューカップですが、
参加できるのが、胎内大会だけなんです。
1月に長岡大会もあったんですが、小雪で「スノーラン」になってしまったので、
参加しなかったんですよね。
なので、今回は3戦分楽しむつもりで参加してきました。
スノーシューの楽しさを再確認。
これはやっぱり雪山に突撃してくるしかないかな。
その時は、ゆっくり写真を撮りながら歩きたいですね。

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十日町新雪ジョギングマラソン [フォトラン]

新年早々・・・・・・

新潟県十日町市で開催された「第37回 十日町新雪ジョギングマラソン」に参加してきました。
実はこの大会、昨年もエントリーしていたのですが、
仕事の都合がつかず、出ることができなかったんです。
前から出てみたかったこの大会、1年経ってようやく参加できました。

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「チームつるかめ」参上!!
正月につるかめで走れれば縁起がいい・・・・・・ハズ。
当初は俺が1人、ハーフマラソンに参加する予定でしたが、
当日参加も受け付けている(参加費500円増)ということで、
4人が参加。
前日に村上市で開催された元旦マラソンにも参加した強者も。

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スタートライン。

今回、我々は記録狙いというより、ゆっくりのんびり走ろうということで、
列にも並ばずに、列から離れたところで「さむいねー」なんて言ってたんですが・・・・・・

パン!

と、号砲。
ん?間違い?フライングで鳴らしちゃった?
しかし、先頭集団が号砲と共に駆け出していきます。
時計を見るとスタート時間の10時20分・・・・・・
予告なしスタートですかっ!?(ただ聞こえてなかっただけかもですが。
後ろからのんびりスタートすればいいよねー。
なんて言ってたら、ホントにほぼ最後尾からのスタートに。

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キロ6分くらいで。
という打ち合わせがあったのですが・・・・・・
なんか早くないですか?1kmのラップタイムが表示されると、5分前半とか。
「早くない?」と言っても、全然、ペース変わらず。
事前に走りこんできたわけでもないし、のんびり走るつもりだったから、
そんなに速く走る準備してないんだけど。

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メインの国道から1本入った通りですが、たくさんの沿道の方が出ていてくださいました。
雪だるまの歓迎も。

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十日町といえば、この時期はメートル単位で積雪があり、
この大会も、雪の降る中、足場の悪いところを走る。というハズだったんですが、
路面には雪はなく、積雪も白くなっている程度。
しかも、「チームつるかめ」の「あめふらしーず」が来ているというのに、
天気がいい。

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10kmの部の折り返し地点。
もちろん我々は通過。
ここでゲストランナーの一人が立っていました。
BSの番組とか出ているらしい。ウチ、BS入らないけどな。

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コースはここから山へ折れていきます。

ここまでは4人で走ってきましたが、走力が違うので、だんだんばらけてきました。
俺ももうとてもじゃないがついて行けない。

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ガンバレー!坂に負けるなー!

給水で水を受け取り、あー、ノド乾いた・・・と口に含んだら、
予想外の味に吹いた。
水じゃなくてスポーツドリンクだったんですね。
水だと根拠なく信じ込んでいたから咽ました。

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もうすぐ折り返し地点かな?
快走していく、くまくまさん。

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長い坂を登りきって折り返し。
よっしゃー、ここから下りだーと回ろうとしたら、
「おーい!」と声をかけられる。

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応援に来てくれた弟とその義理の父。
スイマセン、わざわざ出てきていただいて正月からお世話になりました。
ここだけでなく、コース上を車で移動して、各地で声をかけていただきました。
ありがとうございました。

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快調に駆け下る。
青空の下、あー、ここも河岸段丘なんだろうなぁなどと、
全然、走るのに関係ないことばかりを考えてきました。

ここまでRiёさんと併走していたのですが、
俺の体力が尽きかけ、徐々において行かれる・・・・・・

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10kmの部折り返しに戻ってきてからは、
ゆる~~く長いアップダウン。
なかなかタフなコース設定なんですね。
これで雪があったら、大変なコースじゃねぇか。

沿道の方が、パンフレットの名簿を見て、名前で声援を送ってくれる。
ありがたやありがたや。
街宣車も大音量のスピーカーを使って名前で声援を送ってくれる。
ありがたい・・・けど、それはさすがにこっぱずかしい。


視線のずっと先にRiёさん。
差は縮まらず、どんどん離されていきます。
登り坂の時はあんなにバテバテだったのに。
元旦マラソンの翌日ではねーと思っていたが、
さすが「つるかめ」の凸ゲッター。
今年も俺をぶっちぎって行くようです・・・・・・

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スタートゲートに戻ってきました。
ゴールはここをくぐって、下った先にあります。

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そして斬新なフィニッシュゲート。
校舎(中学校)へ突入~。
気分は遅刻ギリギリの中学生ですか?

記録は1時間53分でした。
2時間以上かけて走るつもりだったのに・・・・・・
まぁ、なまった体にいいトレーニングになりましたケド。

全画面キャプチャ 20160105 92336.jpg

俺計測による高低差図。

こりゃきついわ・・・
公式にわかりやすいコース図や高低差図がないのでどんなもんだろうと思ったのですが、
身をもって体感してきました。

十日町新雪-001.jpg

俺計測によるルートログ。

幹線道路ではないため、適当なランドマークが無いので、国道・県道で。
10kmは461号だけ往復。ハーフは飛渡第一小学校のもうちょっと先で折り返しです。

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おつかれさんでした。

のこり5kmからずっと空腹だったので、温かいトン汁が身に染みました。
ごちそうさまでした。

今年は正月から「つるかめ」で遠征できて楽しいスタートになりました。
次の大会は日本横断してあの大会です。


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ごせん紅葉マラソン [フォトラン]

今年も年に一度の仮装マラソンがやってきました。
年に一度ですが、1年間、ずっと仮装のネタを考え続けてのぞむ大会です。

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その名も「第7回 ごせん紅葉マラソン」
五泉市というか、旧 村松で開催される大会も今回で7回目。
俺にとっては第1回から参加させていただいている、数少ない大会です。
何気に俺の「走歴」ってそんなになるんですね・・・・・・

今回ももちろん仮装してハーフです。
なんで仮装しているのに最長のハーフ部門に出るかと言えば、理由は単純です。
沿道に出て応援している近隣の住民の皆様みんなを楽しませたいから、です。
これで10kmだと、後々にどこかで「変な仮装の人がいたよー」と話をしても、
「えー、そんな人、ウチの方には来なかったよー」なんて言われたら寂しいじゃないですか。

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イカ娘だ。

「ごせん紅葉」といえば、近年はやっぱり仮装なんです。
もちろん今年もバッチリ仮装し、会場の片隅にある「審査会場」にいって、
「仮装で走ります」と、エントリー用紙に記入します。
コスプレ賞ともち肌賞にはRunnetからエントリーできませんから注意が必要です。

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雨が降って寒い村松に、神の子降臨。
人間を超えると寒さなんて関係ないんですね・・・・・・

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「チームつるかめ」参上です。
今年は「寿司STARS」として、藤田うににん会長、Riёさん、EROさん。
「モアイ」が俺です。
散々時事ネタで悩んだのですが、結局思い当たらず、流行も何も関係なくモアイになりました。
なぜか走らない応援部隊も仮装してます。

そして地元ランナーのKさんも、今年も手作り仮装で参加。
でかい!目立つ!!そして良くできている~~!!
ワタシ、ディズニーに疎くて恐縮ですが「ミニオンズ」の「ケビン」だそうです。
昨年の「ポテトヘッド」に続いて、クオリティー高~ぇ。


今回の大会写真は、応援部隊にカメラを2台預け、大会の様子を沢山撮ってもらったものを
掲載してます。一応、写真ブログなのに、撮ってもらった写真で申し訳ないですが。

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よくできてるじゃないですか!むむむ、ここは相撲で勝負だ~!!

と、思ったんですが、公正に「コスプレ賞」の審査結果を待つことにしました。
雨で泥だらけになるし。

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恒例、コスプレランナー集合写真撮影。
一番端っこですが、弾けてきました。

注・俺を「おとなしい人」だと思っている方は、今回の記事は閲覧注意です。
  すでに遅い?

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今年もゲストランナーは、エリック・ワイナイナさん。
とても気さくな方です。記念撮影もしてもらっちゃいましたー。

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雨の中、ハーフの部、スタートです。
幸いと言っていいのか、モアイをかぶっているため雨はほとんど感じず。
今年ももちろんダンボール製ですが、すっかり雨対策にも慣れてきました。

我々のこの存在感!
スタートしてしばらくは「ケビン」さんについて行ったのですが、
人気キャラクターと、銀色のデカい顔では圧倒的に人気に差が・・・・・・
目立ちたいわけではないのですが、この格好をしていて目立たない方が、
逆に恥ずかしくなってくるもので、少しずつ先行していきました。

今年の仮装は走りやすい。なんせ頭にでかいのかぶってますが、
身体はほぼ普通の格好です。
(赤フンはいてますが)
近年、走ることに苦労してきたけど、今年は心配ないなと思っていたのですが、
今年も例年通りに強風が吹き荒れ、開口部を大きくとり風を抜けやすくする対策もしていた俺に、
まさかの事態が。
あまりの強風で、両面テープで貼り付けていたゼッケンが飛びそうに!
ずっとそれを手で押さえながらハーフ走りました。

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モアイ走る。

後ろにいるおっちゃん、笹川流れでもお会いしてますよね。
OLさんがいてすれ違う時に「OLさんファイトー!」とエールを送ったのですが、
追いついてみたら背中にコップが付いてました。フチ子さんだったんですね。
今回、ウチの会長のお気に入り、フチ子さん。

ゼッケンを抑えつつ、対向して走ってくるランナーにずっと、
「ファイトー!」「ガンバー!」とエールを送りながら走っていました。
今年の仮装は走りやすいのですが、やっぱり頭全体が覆われていると、
自分がどんなペースで走っているのかさっぱりわからず、
序盤にだいぶ飛ばしてしまいました。
今年も時計をしていません。仮装してると見えないので・・・・・・

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都合、3回通ることになる場所に、つるかめ応援部隊がいてくれました。
そう、その場所が一番ありがたいです。

最初に戻ってきた時に「なんでそんなに速いの~?」と言われ、
自分が飛ばし過ぎていると気が付きました。
「寿司STARS」よりも先行していたのですが、2つ目の折り返しに向かう途中に追い抜かれた。
もうこの時点でだいぶヘバッてました。
ならエールを送るのをやめれば・・・とも思ったんですが、
声を出している方が、気が紛れるようで。

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2つ目の折り返しから戻ってくる途中で、大会スタッフから、
「歩道にあがってください」と言われる。
でも大丈夫です、まだ関門に引っかかったわけではありません。
この道路だけ、時間になると車道が使えなくなるのです。
しかし、これで今度はだいぶ遅れてきていると知る。

昨年よりは風の抵抗は受けないものの、やはり表面積が大きいので、
向かい風にはやられます。
昨年と変わったことでいえば、近年、仮装のせいでエイドでの給水は諦めていたのですが、
今年、久しぶりにエイドで水分や食べ物をいただきました。
やっぱり手がフリーにできるっていいですね。

3つ目の折り返し地点あたり、
「もうすぐ関門閉鎖でーす!!」とスタッフが声を上げている。
わー、やばいやばい!!
いつも思うんですけど、関門っていうけど、関門地点のどこに関門があるのかわかんないんですよね。
折り返しあたりには、毎年、私設でチョコエイドをしてくださっている方がいるのですが、
折り返しのある地域に入ったあたりから、ずっと「もうすぐ」って言われて、
どこまで行けば大丈夫なのかわからず、結局、今年もあの辺りはノンストップで抜けてきてしまいました。


もう時間ギリギリのようです。
体力もギリギリです。ずっとゼッケンを抑えているため手を振れずに走っているので、
走りにくく、手の力も入りにくくなってきました。
しかし、いつも思うのは「仮装しているから走りきれない。なんでハーフ?」だけは言われたくない。
ウルトラランナーの端くれとして、最後まであきらめるわけにはいかんのです。

最後の関門さえ抜けてしまえば、どうにかなる。
最後の関門の後に坂があるから、坂まで行ったら歩こう。
だからそれまではなんとしても走るんだ。

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やっとの思いで最終関門を突破。
はぁ、これでやっと歩ける・・・とホッとしたのですが、
そこに怖いヤンキーのお兄さんが待っていました。
チームつるかめの「鬼軍曹」くまくまさんです。
俺は歩きたいのですが、鬼軍曹がそれを許してくれません。
ひぃ~~!!!鬼~~~!!
後から聞いた話では、チームつるかめのランナーは皆、
この最後の坂で鬼軍曹の激励を受け、けして歩くことはなかったそうです・・・・・・ひぃ~~!!

歩きたーい!歩きたーい!と言いながら走る俺。
もう声に出ちゃってます。
最後の坂を登る手前で追い越した「オラフ」さん。
軍曹がハッパをかけます。
「ホラ、オラフに負けるな!」と。
なぜか見ず知らずのオラフと始まるデッドヒート・・・・・・
ようやく坂を登りきり、ここから競技場まで歩か・・・せてもらえるわけがありません。
怖いヤンキーのお兄さんがずっと併走していますから。

PB080081.JPG

「寿司STARS」ゴール。
追い抜かれてからも、ずっと前方に見えていたんですが、
追いつけませんでした。故障明けのEROさんがしんどそうに走っているのが見えていました。
3人手をつないでゴールできて良かったですね。

PB080082.JPG

陸上競技場に帰ってきたモアイ。

もうクタクタです。
雨でどろどろのトラックで、水たまりを避けたいと思うんですが、
もうそんな気力もありません。

PB080085.JPG

ゴール!!
新潟マラソンでも会った「紅葉マン」さんがハグで出迎えてくれました。

今年は走りやすい仮装だったつもりでいたんですが、
やっぱり制限時間ギリギリでの完走となりました。
毎度、ウルトラマラソンよりしんどい仮装ハーフマラソンです・・・・・・

注目の「コスプレ賞」ですが、
今年も完走したランナーによる投票制だったのですが、
「チームつるかめ」誰もかすりもしなかったようです。
(もち肌賞も)
まぁ、後々冷静になって写真で見返すと、インパクトはあるかもしれないけど、
「投票したい」と思える仮装ではなかったですね「モアイ」
ま、俺は賞狙いではないので、楽しんで走れればいいんですけど。
確定した情報がないのですが、
(それを待っていて大会レポを書くのが遅くなったのもあるんですが)
今年のコスプレ大賞はあの十字架背負った半裸の人だったそうです。
Kさんの「ケビン」はなんと「コスプレ賞 3位」!おめでとうございます!!
今度は俺が「師匠」と呼ばせていただきます^^


とまぁ、今年も雨風の「ごせん紅葉マラソン」でした。
さぁ、来年はどんな格好しましょうかね。
もう1年後に向けて、ネタ探しは始まっています。


Photo・つゆ&くまくま
【OLYMPUS STYLUS TG-860 Tough】【OLYMPUS TG-620】


丘陵公園FUNトレイルラン [フォトラン]

「TRCおぐに」に参加したあと、風邪をひいてしまいまして、
それからランニングができないまま、今年も来ました長岡市にある「国営越後丘陵公園」で開催された、
「FUNトレイルランin国営越後丘陵公園」
早いもので、この大会も今年で4年目。
第1回で楽しく走れて以来、お気に入りの大会になっています。

1週間ほど安静にしていて、ようやく風邪症状も落ち着いてきていました。
今年も何も考えずに「ロングの部」に当日エントリーです。
今回は、久しぶりに自分一人での参戦かと思っていましたが、
俺が丘陵公園にもうすぐ着こうかという頃、
「これから行きまーす」と「チームつるかめ」から、朝、思い立って2名参加となりました。
(ロング2・ショート1)
気軽にこうして当日参加できるのも、この大会の魅力ですね。

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10月の半ばでしたが、半袖で走るには肌寒い、長袖は途中で暑くなりそう・・・
と、迷ったんですが、結局、ソフトシェルを1枚羽織ったままスタートすることにしました。

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今年は「健康ゾーン」部分が、昨年までとは逆回りになっていて、
まずは「緑の千畳敷」を横断していきます。

PA250013.JPG

そしていきなり「フォリーの丘」までの急登・・・!
冬はココ、ゲレンデになるところですよ。

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振りかえればいい眺め。
昨年までは、最後にここを駆け下るのが最高に気持ちが良かったので、
ここが逆回りになったと聞いた時には、エントリーをためらった。

こんげとこ駆け上がれる走力があるわけなく、
やっとこさ歩いて登りました。

PA250020.JPG

「展望台」を過ぎ、トレイルに入っていきます。
が、ここですでに俺は、鼻は詰まるは、ノドの奥がまだ苦しいわで、
1週間以上ノーランだったせいで、ちょっと走るとすぐに息がきれます。
だ、ダメだ。今回は4kmにしておけばよかったな・・・・・・

トレランというより、トレジョグって感じでどうにかこうにか進むことに。
2週間前に、小国の山の中を気持ちよく駆け抜けた足は、
どこかに行ってしまっていました。

PA250025.JPG

「チームつるかめ」の雨降らしメンバーが勢ぞろいしたのに、
なんだか今回は天気がいい。
新潟市を出る時は、やっぱり雨か?と思いましたが、
この日は長岡市あたりの方が天気が良かったようです。

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「里山フィールドパーク」にある古民家を利用したエイド。

PA250031.JPG

そこから山に入ると、長い上り坂。
この日は駆け上がる体力も、「いい登りだなぁ」なんて思う気力もなく、
ああ、しんどい・・・と思いながら、一歩一歩登るので精いっぱい。

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基本、曇り空ですが、時折、気持ちいい青空がのぞくので、
写真を撮らずにいられない。

ずっとトレジョグ状態で来ましたが、気分が乗ってくると、
時々、一気にペースを上げてトレイルを駆け抜けました。
そんな時は、とても気持ちがいい。
後ろにいた人は驚いたでしょうね。
前でノロノロ走っていた奴が、突然スイッチが入ってダッシュしていくんですもの。

まぁ、呼吸器系が万全な状態ではないので、そんなダッシュも長くは続かないんですけど。

PA250045.JPG

ナメコ見つけました。
開会式で、途中にナメコがあるって話は聞いていたのですが、
ホント、見つけやすいところにびっしりありました。

しかし、ここは国営公園内です。
とっていいのは写真だけ。

そういえば、今回って何キロだっけ?
ロングの部って10kmだった気がしたけど・・・・・・
小国も10kmって言いながらマップには11kmって書いてあったしなぁ~

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あった「10km」の表示。
・・・・・・確か10kmの部だよねぇ?
もちろんここはゴールではありません。
俺はまぁ「いつものこと」だと思っているんでいいですけど、初めての人は驚きますよね。

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だいぶ「緑の千畳敷」方面に戻っている気はするんですが、
まっすぐ進んでいたと思ったら、急にここからトレイルに入ってねーと、
道をそれていく。
いったいどこに向かっているというのか。
そして、今回はいったい何キロなのか・・・・・・

PA250050.JPG

なんて思いながら走っているウチ、ポッと昨年までなら最初に渡っていた橋に出ました。

ここから「緑の千畳敷」に入り、5月の「リレーマラソン」のように園路を進むのかと思いきや、
「緑の千畳敷」の芝生を走る。

PA250052.JPG

やっとゴールが見えました。
いやー、今回は本当に長かった。

ゴールゲートの向こうで「チームつるかめ」のくまくまさんと、たなかよさんが手を振っているのが見えました。
ん?もう一人手を振っている人がいる。
・・・・・・誰?
ゴールゲートが近づいてきて、ようやくもう一人の正体がわかりました。
小国でも会った銀のねこ姉さんでした。
この日は来られないと聞いていたので、びっくりでした。
ゴールして3人とハイタッチ。
今日は一人だと思っていただけに、サプライズゲストも加わっての出迎えは、
嬉しいゴールとなりました。

あ、そうそう、結局、俺計測では11kmありました。

PA250056.JPG

当日参加もできるお手軽大会ですが、
こんな小さな子供でも参加できるんです。3歳から参加資格があるんだったかな?
もちろん伴走者は必要ですが。


この大会に参加するのも4回目。
体調不良から思うようには走れませんでしたが、まぁ結果的には楽しかったから良し。
そうそう、サプライズゲストといえばもう一人、
丘陵公園の駐車場ゲートまでわざわざ来てくれた弟くん、
差し入れありがとう。

これで今年のトレランは終了。残すは年に1度のダンボール仮装まつりです。

【OLYMPUS STYLUS TG-860 Tough】


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